仕事でもプライベートでもミスをしたことがない人というのはいませんよね。
こわ〜いあの上司も、あなたの同僚もみんなミスすることはあるはずです。
ミスをしてしまったときに、ミスを隠す人をたまに見かけますが、はじめは小さなミスだったけど時間が経って大事になることもあります。
ミスしたときは事が大きくなる前にできるだけ早く報告するのが鉄則。
同じ失敗を繰り返し何度もしていなければ、そんなに責められることもなく、評価が悪くなる心配もほとんど無いはずです。
なのにミスを隠して、それがあとになって発覚して大事になったり、ミスよりも報告しなかったことで評価が下がったりとミスを隠したことによるマイナス面のほうが大きくなりがちです。
ミスを隠したくなる心理
仕事でミスをしたときは、できることなら誰にも知られたくない気持ちは誰にでもあります。
バレたら怒られる。自分の評価が下がる。など理由は色々あると思いますが、ミスを隠す人には共通点があるように思います。
影響範囲を考えていない
仕事は一人で進んでいて、自分のミスが同僚や取引先に迷惑をかけてしまうというふうに考えていない人がいます。
すべての業務を自分一人でこなしているなら別かもしれませんが、自分の仕事がそのあとにつながっていることを忘れてはいけません。
もし本当に誰にも影響がない仕事だと考えるなら、その仕事はなくしてしまったほうが効率が上がり他の仕事に集中できるかもしれませんので、誰にも影響がない仕事はなくしてしまうことを検討しましょう。
ミスを責められるのが怖い
ミスが発覚したときに責められたり、自分の評価が下がってしまうからとミスを隠す人がいますが、大抵ミスはあとになって発覚すると大事になったり、なぜそうなったのか他の人が調べる時間など、周りの人に迷惑をかけてしまします。
ミスを責められるのが嫌な気持ちはわかりますが、ミスをしてしまったらどうすれば同じミスをなくすことができるかを真剣に考えるほうが重要です。
ミスをしない人はいないので、ミスをしたときの行動や失敗から学べる人は長い目で見ると高評価を得ることもよくあります。
たった一回のミスでひどく責められたり、大勢の前で責められるような職場の場合は、上司や会社に問題がある可能性もありますので、職場を変えるのも選択肢の一つです。
感覚が麻痺して日常生活でも嘘を平気でつくようになってしまいますよ〜。
自尊心が強い
自尊心が高い人もミスを隠しがちです。プライドが高いので、自分のミスを認めるのに抵抗があるようです。
自分のミスは素直に認めて、同じミスを繰り返さないほうが周りからも尊敬されるのではないでしょうか。ミスをしない人はいないのですから。
出世できなくなる
ワンミスが命取りになんて恐ろしい出世街道のある企業もあるのでしょうか?
確かに重要なところでミスをすると出世が遠のくことはあるかもしれません、でも出世に関わるような重大なことなら、そもそもミスをしないように2重、3重のチェックで慎重になるべきですし、それでもミスをしてしまったら正直に申し出るべきです。
それほど重要なことでミスが発覚したときには事はかなり大事になってる危険性があります。
ミスしたときの正しい対処法
隠さないこと
戦術のようにミスしたときはやっぱり隠さないことが一番。
ミスをしない人はいないということを覚えておきましょう。社長だろうが、総理大臣だろうがどんな人もミスをしない人などいません。
それを許してくれない環境に身をおいてるなら、全力で脱出しましょう。
精神的にもよくありませんし、長い目で見てより良い場所がきっとあると思います。
再発防止の仕組みづくりを考える
ミスをしてしまうことは誰にでもあり仕方のないことです。
ただ、同じミスを何度も繰り返すのは論外です。
ミスをすれば多かれ少なかれ誰かに迷惑をかけます。迷惑を変えられた人はそれを覚えています。
めったになければ、数ヶ月もすればすっかり忘れてしまっているでしょうけど、同じようなミスを何度も繰り返していると「またか」と印象が悪くなっていきます。
そうすると「ミスが多い人」=「仕事ができない人」と相手に印象づけてしまうことになります。
ちゃんと反省してリカバリーができ、同じミスを何度も繰り返さないなら逆に「失敗からきちんと学べる人」=「仕事ができる人」となるわけです。
どっちを選びますか!?
ミス防止策1. ホウ・レン・ソウの徹底は基本業務!
ミスをする人の特徴として、仕事も閉鎖的な印象です。
メールに部内のメンバーをCCに入れて送信しても、全員に返信せず送信者だけに返信したり、取引先とのやり取りに社内の人をCCに入れなかったり。
そういった人は仕事のホウ・レン・ソウもあまり上手でない印象です。
こっちから聞かないと報告がなく、進捗や状況がさっぱりわからない。
仕事が遅れても連絡がなく、期限だけを自分の都合で伸ばす。
仕事が遅れそうになったり、躓いていても相談しない。
自分の状況をオープンにしておけば、ホウ・レン・ソウが苦手でも周りから声をかけてくれたりします。ミスも早い段階で周りが気づいてくれることもあります。
評価が下がるからとミスを隠したり、ホウ・レン・ソウせずに仕事をするほうがあなたの評価は確実に下がります。
普段から仕事はオープンでホウ・レン・ソウを心がけましょう。
仕事に対して細々と突かれるなどホウ・レン・ソウしたくない状況になるような職場もあると思います。そんな職場からは思い切って転職してみるのもアリですよ。
ミス防止策2. 整理整頓でミスを減らす!
「整理整頓できてないと勉強ができない」と子供の頃に言われたことがあります。
「そんなこと、あるかーーー」って思っていましたが、そんなことありますね。
整理整頓ができていないと、仕事にかかろうとした時、まずは必要なものを探すところから始まります。PCのデスクトップも同じです。
必要なファイルを探すだけで5分も10分も無駄にしたり、過去のメールがすぐに探せず時間をくったり。
あげくの果てには、編集していたファイルが最新版ではなく、手戻り作業が発生したり他の人が編集した内容を古い内容に上書きしてしまっていたり。
仕事を始めるまでに体力や時間を消耗してから仕事を始めれば当然ミスは増えますし、効率もかなり悪くなり悪循環です。
ミス防止策3. ダブルチェックの徹底でミスを低減!
早く仕事を片付けてしまいたい気持ちはみんな同じ、でも最後にもう一度だけ見直しましょう。
ミスのない人間はいないのですから時間を使ってもダブルチェックはしたほうが、後でミスを見つけるより遥かに少ない労力で済みます。
重要な仕事であれば仕組みとして、二重にも三重にもチェック体制があると思いますが、例えばメールを送信する前に誤字はないか、日程調整の日付や曜日に間違いはないかなどさっとチェックするぐらいならほとんど時間はかかりません。
社内へのメールの場合は誤字があっても問題ないかもしれませんが、取引先やお客様へのメールなら誤字はなくしたいですよね。
すべての仕事が同じ重要度ではないので、メリハリを付けて効率よく仕事をすればミスは必ず減らせます。
ミスの無い人間なんて存在しない
繰り返しになりますが、総理大臣も社長もあなたの上司もミスをしない人間はいません。
ミスだけでなく、自分がしてる仕事を周りに見えるようにしておいたり、ホウ・レン・ソウをきっちりしておけば、周りから助けてもらえます。
ミスを見つけて責められたり足を引っ張り合うような職場なら転職を考えてみてはどうでしょうか。
誰でもミスをすることは忘れず、どうやったらミスを減らせるか、ミスしてしまったときはなるべく早く報告するようにして取り返しのつかない状態になるまで隠すのはやめましょう。