40代から始める貯蓄ためのステップ

貯蓄・節約

現状の支出を整理する

まずは、自分の収入と支出をしっかり把握することが大切です。意外と「なんとなく使ってしまっているお金」が多いもの。毎月の固定費、食費、交際費などを一度洗い出してみましょう。

家計簿をつけるのは面倒に感じるかもしれませんが、最近はスマホアプリで簡単に記録できるものもあります。レシートを撮影するだけで入力できるものや、銀行口座やクレジットカードと連携できるアプリもあるので、無理なく続けられる方法を探してみてください。

支出を整理すると、「思ったよりも外食費がかかっている」「サブスクの契約が多すぎる」などの発見があるはず。そうした無駄を減らせば、貯蓄に回せるお金が増えていきます。

優先順位を設定する

支出の整理ができたら、「何にお金を優先的に使うべきか」を決めましょう。限られた収入の中で、すべてを満足させるのは難しいので、しっかりと優先順位をつけることが大切です。

優先順位を決めるときは、まず「絶対に必要なお金」と「あると嬉しいお金」に分けるのがおすすめです。

  • 絶対に必要なお金(優先度:高)
    • 子どもの教育費(高校・大学の学費)
    • 老後資金(年金だけでは足りない部分を補うため)
    • 住宅ローンや賃貸費用
  • あると嬉しいお金(優先度:中〜低)
    • 旅行や趣味に使うお金
    • 新しい家電や車の買い替え
    • ファッションやブランド品

優先順位を明確にすることで、「今、本当に必要なもの」と「後回しにできるもの」の判断がしやすくなります。たとえば、「海外旅行に行きたいけど、まずは教育費を確保してから」「ブランド品を買うよりも、将来のために積み立てるほうが安心」といった具合に、お金の使い方にメリハリがつくはずです。

とはいえ、人生に娯楽が全くないのも楽しくありません。趣味や娯楽も優先順位をつけることで、心のゆとりを持って支出を抑えるようにしましょう。

娯楽が一切なく、無理にカツカツの家計で貯金をすると長続きせず途中でやめてしまうことになりかねません。

このステップをしっかり押さえておくことで、将来の生活がより安定し、無駄遣いを防ぐことができます。

節約と固定費の削減

貯蓄を増やすためには、収入を増やすことも大事ですが、まずできる「支出を減らす」ことも効果的です。特に、無理のない節約と固定費の見直しをすることで、ストレスなく貯蓄を増やせます。

まずは「ムダ遣い」をチェック!

節約と聞くと「生活を切り詰める」と思うかもしれませんが、無理なく続けるためには「ムダ遣いを減らす」ことから始めましょう。

例えば…

なんとなく買ってしまうコンビニでのお菓子やコーヒー → 1回300円 × 20日=6,000円/月の節約に!

使っていないサブスク(動画配信・雑誌・音楽サービス) → 「1年以上使っていないサブスクは解約対象」にすると判断しやすい!月1,000円〜2,000円の固定費カット!

スーパーでの衝動買い → 買い物前にリストを作るだけで余計な出費が減る

「少しずつの積み重ね」で、年間にすると大きな金額になります。

僕の場合は資産形成を始めるときに転職もしてリモートワークになったので、毎日飲んでいたコーヒーや昼食代なども節約することができています。(もちろん家でコーヒーを飲んだり昼食も自炊しているのでゼロになったわけではありませんが、外で購入するよりずっと経済的です)

固定費の見直し

固定費は、一度見直すだけで毎月の支出が大きく変わる重要なポイントです。変動費(食費や交際費など)は意識しないと節約が難しいですが、固定費は「一度削減すればその後も自動的に節約できる」のが最大のメリット!

見直すべき固定費のポイント

① 住宅費(家賃・ローン)

🏠 家賃を見直す

  • 家賃が「手取りの30%以上」を占めているなら、引っ越しや値下げ交渉を検討!
  • 家賃交渉をするときは「近隣の相場と比較する」「契約更新のタイミングで交渉する」ことが大切。

🏡 住宅ローンの借り換え

  • 住宅ローン金利が下がっている場合、借り換えで総支払額を大幅に減らせる
  • 例えば、残債にもよりますが金利1.5%→0.8%に下がるだけで、数百万円の節約になることも!

② 通信費(スマホ・インターネット)

📱 スマホのプランを見直す

  • 大手キャリア→ 格安SIMに乗り換えるだけで、月5,000円以上節約 できることも!
  • 使っていないデータ通信量をチェックし、適切なプランに変更

僕は個人の携帯は楽天モバイル、事業用はPovoを使っています。最初楽天モバイルは少し繋がりにくいエリアがありましたが、最近はほとんど気にならなくなりました。

以前は1万円近くスマホに使っていましたが、これだけで毎月1万円近く節約できています。

🌐 Wi-Fi・ネット回線をチェック

  • 契約中のネット回線が高すぎるなら、他社に乗り換えで割引が適用される場合も

③ 自動車費(ガソリン・維持費)

🚗 車の維持費を削減

  • 車を手放すことも選択肢のひとつ(都市部ならカーシェアで十分かも)
  • 自動車保険を比較サイトで見直す → 同じ補償内容でも年1万円安くなることも

④ 保険(生命保険・医療保険)

不要な特約や、過剰な保障がないかチェック。ライフステージに合った保険に切り替えるだけで、月数千円の削減も可能。

🛡️ 過剰な保険に入っていないかチェック

  • 医療保険や生命保険が「本当に必要な保障内容」か見直す
  • 「貯蓄型」の保険は保険料が高い場合が多いので、掛け捨て+投資の方が効率的

個人年金や医療保険は解約しました。個人年金はNISAがあるのでそちらで非課税で運用することにしました。保険の見直しで、月15,000円→6000円程度でこちらも約1万円節約できました。

固定費削減で貯蓄を増やそう!

固定費の削減は「一度見直せば、その後ずっと節約できる」のが大きなメリットです。

✅ 毎月1万円削減できれば、年間12万円の節約!

✅ 5年で60万円、10年で120万円の貯蓄につながる!

まずは「スマホプランの見直し」や「保険の再検討」など、できるところから固定費削減を始めてみましょう!

節約のコツは「無理なく続けること」

「我慢しすぎる節約」は続きません。ムダをなくし、ストレスなく固定費を減らすことで、貯蓄がしっかり増えていきます。

まずは「1つだけでも固定費を見直す」ことから始めてみましょう!

特別費の管理

毎月の支出はしっかり管理できていても、突然の大きな出費で貯金が一気に減ってしまう…なんてことはありませんか?これを防ぐために重要なのが「特別費の管理」です。

特別費とは?

特別費とは、毎月の生活費とは別に年に数回発生する大きな支出のことです。

「特別費を予測するのが難しい…」と感じる人へ

「去年、どんな大きな出費があったか?」を思い出してみましょう!

例えば、去年のクレジットカードの明細や家計簿アプリを振り返ると、「意外と車検代がかかっていた」「年末年始の帰省費を忘れていた」といった気づきがあります。

過去の出費を振り返ることで、未来の特別費を予測しやすくなります。

🔹 主な特別費の例

  • 冠婚葬祭(結婚式・お葬式・お祝い金)
  • 車検・自動車税
  • 家電の買い替え
  • 旅行費用
  • 子どもの入学費・学用品代
  • 年末年始・お中元・お歳暮
  • クリスマスや誕生日プレゼント

特別費の管理方法

① 1年分の特別費をリストアップする

まずは、1年間で発生する特別費をできるだけ具体的に書き出してみましょう。

特別費の内容予想額発生時期
車検10万円2年ごと(○月)
自動車税5万円○月
固定資産税15万円○月
帰省費5万円夏・冬
旅行10万円○月
結婚式のお祝儀3万円未定

こうして一覧にすることで、「いつ・どれくらいのお金が必要になるのか」が明確になります。

② 毎月一定額を積み立てる

特別費を急に用意するのは大変なので、毎月少しずつ積み立てておくのがおすすめ!

例えば、年間30万円の特別費が必要なら、

30万円 ÷ 12か月 = 毎月2.5万円を積み立てる

積立用の口座を作ったり、封筒で現金を分けて管理するのも効果的です。

③ 突発的な出費に備えて「予備費」を確保

予測できない特別費(突然の冠婚葬祭など)に備えて、別途5〜10万円の予備費を準備しておくと安心です。

特別費の管理で貯蓄ペースを崩さない!

特別費をしっかり管理しておけば、急な出費があっても貯蓄を崩さずに対応できます。毎月の生活費とは別に、特別費の積み立ても意識してみましょう!

家計簿の活用

お金を貯める第一歩は、「自分が何にいくら使っているのかを把握すること」です。そのために役立つのが家計簿。支出の流れを見える化することで、無駄遣いを減らし、貯蓄のペースを上げることができます。

家計簿をつけるメリット

支出の無駄が分かる → どこを節約すればいいかが明確に!

お金の使い方を意識するようになる → 「なんとなく買う」が減る

目標貯蓄額への道のりが見える → 貯金が増えるとやる気UP!

家計簿のつけ方(簡単な方法でOK!)

家計簿と聞くと「細かく記録しなきゃいけない」と思いがちですが、最初から完璧を目指さなくても大丈夫です!

① まずは「ざっくり管理」からスタート

初心者は 「支出を3〜5つのカテゴリに分けるだけ」 でもOK!

🔹 簡単な分類例

  1. 固定費(家賃、光熱費、通信費、保険料など)
  2. 食費(外食含む)
  3. 生活費(日用品、交通費、衣服など)
  4. 娯楽費(趣味、交際費、サブスクなど)
  5. 特別費(旅行、家電購入など)

「今月は食費が多かったな」「固定費の割合が大きいな」など、大まかに把握するだけでも効果があります。

② スマホアプリを活用して手間を減らす

毎日手書きで記録するのは大変なので、家計簿アプリを活用するのがおすすめ!

📱 おすすめの家計簿アプリ

  • マネーフォワード ME(銀行・カードと連携できて自動入力!僕もこれを利用しています)

アプリなら手間なく記録できるので、「続けるのが苦手な人」でも簡単に家計管理ができます!

③ 1か月ごとに振り返りをする

家計簿をつけるだけで満足せず、「どこに使いすぎているか」を振り返ることが大切。

📌 チェックするポイント

  • 予算オーバーしている項目はないか?
  • 削れそうな支出はあるか?
  • 先月より貯金できたか?

この振り返りを続けることで、自然と「お金を賢く使う習慣」が身についていきます。

家計簿を味方につけて、貯蓄体質に!

家計簿をつけることで、無理なく貯金ができるようになり、将来の安心にもつながります。まずは簡単な方法から始めて、「お金を管理する習慣」をつけていきましょう!

先取り貯金を行う

貯金をしようと思っても、気づけば使ってしまって「全然貯まらない…」という経験はありませんか?そんなときに有効なのが「先取り貯金」です。

先取り貯金とは?

「お金を使ったあとに余った分を貯金する」のではなく、給料が入ったらすぐに貯金分を取り分ける方法です。強制的に貯金する仕組みを作ることで、無理なくお金を貯められます。

先取り貯金のやり方

  1. 貯金する金額を決める
    • 毎月の収入の10〜20%を貯金に回すのが理想的
    • 例えば、手取り30万円なら3〜6万円を貯金
  2. 自動的に貯金できる仕組みを作る
    • 銀行の「自動積立定期預金」を利用する → 毎月決まった日に、普通預金から貯金用口座に自動で移動
    • 財形貯蓄や社内預金制度を活用する(会社による) → 給与天引きなので、確実に貯まる
  3. 貯金用の口座を分ける
    • 生活費の口座と貯金用の口座を別にする
    • ネット銀行の定期預金を活用する(引き出しに手間がかかる方が貯まりやすい)

先取り貯金のメリット

お金が勝手に貯まるので、意識しなくても貯蓄が増える

「使って余ったら貯金」よりも確実にお金が貯まる

貯金を生活費と分けることで、無駄遣いを防げる

「今月は使いすぎたから、貯金はあとで…」というパターンを防ぐためにも、先取り貯金を習慣にしていきましょう!最初は少額からでもOKなので、無理のない範囲で続けてみることが大切です。

まとめ:今日からできるお金の管理術

貯蓄を増やすためには、「無理のない仕組み作り」が大切です。支出を整理し、優先順位を決め、節約や固定費の見直しをすることで、無駄遣いを減らしながら貯蓄に回せるお金を増やすことができます。

また、先取り貯金や特別費の管理を習慣化すれば、突然の出費にも慌てることなく、計画的にお金を使うことが可能になります。家計簿アプリを活用すれば、支出の把握も簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

💡 今日からできる簡単な一歩

家計簿アプリをダウンロードする

使っていないサブスクを解約する

スマホの料金プランを見直す

貯金専用口座を作り、先取り貯金を始める

少しずつでも実践することで、「貯められる習慣」が身につき、将来の安心につながります。無理なく続けられる方法を見つけて、楽しくお金を管理していきましょう! 😊

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