中古住宅、買って良かった?

マイホーム(中古住宅)

僕は中古住宅を購入しました。過去3軒購入しています。

友人はほとんど新築戸建か新築マンション。賃貸の友人もいます。

そんな中で僕は少数派かもしれませんが、中古住宅を選択しました。

両親は地方の昭和人なので、家を購入するなら新築っていうのが当たり前な感じですし、友人達も新築を購入している友人が多いので、最初はあまり中古物件を考えていなかったのですが、色々見ている間に自分には中古が合ってると思いました。

今は中古物件3軒目、もう買い替えの予定はありませんが、そんな僕が中古物件にした理由や中古の良いところを紹介します。

新築の方が良い人もいると思いますし、全ての人に中古物件を勧める気はありません。

新築を買って満足してる人も沢山いらっしゃるので、新築を購入された方の意見もぜひ探してみてください。

この記事は新築と中古物件で迷ってる人の参考になればと思います。

中古物件購入のきっかけ

中古物件購入検討

僕が中古物件を購入したきっかけは、それまで賃貸に住んでいたのですが、家賃もそれなりに支払っていますし、どうせなら購入した方がいいんじゃないかという、よくあるきっかけでした。

でも一生その土地に住み続けるイメージができなかったので、購入して良いものか迷いました。

新築で購入すれば必ず値下がりすると思っていたので賃貸で行くほうがいいかなと思っていました。

ただ、関東圏の場合だと新築で購入したより高く売れたという人が周りにたまにいました。

なので最初は新築も選択肢に入れながら物件を探し始めました。

中古物件は買うつもりはなかったのですが、中古も見るだけ見てみようと思いSUUMOで物件を探して、中古物件もありなんじゃないかと思い始めました。

なぜなら関東の場合、築30年を超えていても地方で新築住宅が買えるような値段の物件が結構あったからです。

中古物件を選択した理由

つまり、うまく買えば、5年ぐらい住んでも買ったぐらいの価格で売れるんじゃないかと思いました。

買った値段じゃなくても、5年賃貸に住めば600万円ぐらいは支払うことになります。

固定資産税や諸経費を入れても200〜300万円ぐらいの値下がりであれば賃貸に比べても損することはないんじゃないかと思ったのです。(物件の価格で諸経費は変わりますのであくまで僕の場合)

もちろん、いくらで売ることができるかは売れる時まで誰にも分かりません。

絶対損しないという保証はありません。

だけど賃貸の場合は600万円は確実に使います。不動産サイトで色々見ていると中古の物件でも築年数25年ぐらい経っていれば、築30年になっても、35年になってもそこまで値下がりはなさそうでした。

なので一軒目は築30年ぐらいの3DKのマンションを1500万円ぐらいで購入しました。

中古物件を買ってよかった?

結論から言うと中古物件を購入して満足しています。

3軒の物件をそれぞれ紹介します。

1軒目:中古マンション

水回りも比較的綺麗で壁紙は張り替えられていてそのまま住むことができました。

築30年経っていましたが、耐震基準に適合した建物だったので住宅ローン控除も受けられました。

5年ほど住みましたが、結果経済的にも購入してよかったと思っています。

賃貸じゃないので、部屋なども気にせず好きにできたというのもありましたが、経済的なところがやはり人生へのインパクトは一番大きかったかなと思います。

5年経って手狭になってきたので、引っ越しを考え出しました。

購入した時より高い値段で売却できました。諸経費を引いても100万円ぐらいは利益がでたと思います。

ただし、利益が出たのは結果論です。値下がりしていたかもしれません。

ただ当初考えていた通り、値下がりしたとしても購入額より大きく値下がりはしなかったと思います。

賃貸だと600万円はかかっていたわけなので、それ以上値下がりしていたかどうかと言われるとその可能性はかなり低かったと思います。

リノベマンション

2軒目:中古マンション

リノベ物件だったので外観以外は新築のように綺麗でした。

立地や近隣施設もよく大満足の物件でした。

中古の良い点として、物件数が多いので立地や近隣施設も好みのところで購入できる可能性が高まるというのもあるかなーと思います。

この家には2年ほど住みました。

売却の理由は地方に住むことにしたからです。

田舎に両親が暮らしていますし、休日に遊ぶような近い友人も地元の方が多いのでいつかは地元に戻ろうと考えていました。

なので売却のことも考えて二軒目も中古物件にしました。

ただこの物件はリノベーションしてあったので、リフォーム分は値下がり覚悟で購入しました。

リフォームされていたのは

  • 壁紙
  • クッションフロア
  • 配管
  • キッチン
  • トイレ
  • お風呂
  • 2台エアコン付き
  • 家具付き(ソファー、テレビボード、ダイニングテーブル、ローテーブル)

もしリノベしていなければ、これぐらいかな〜と同じマンションの同じような間取りの他の部屋の価格から推測できていました。

そこからプラス400万円いかないぐらいの価格だったので、まぁ相場ぐらいかなと思っていました。

あとは、眺望や南向きなど基本的に皆さんが欲しがるようなポイントになりそうな部屋でしたので、売却の際に値下がりしにくいかなと思いこの部屋を購入することに決めました。

設備は後でなんとでもなりますが、同じマンションでも条件(南向き、階数など)は後から変えることができないので妥協しないことをお勧めします。

この家には1軒目よりも広く住めましたし、周りの環境(公園や買い物をする場所)もよかったので大満足でした。

リフォーム分が値下がりしてもその分は快適に生活するためのお金だと思えば全然よかったのですが、結果購入時よりも高く売却することができました。

利益はありませんが、住宅売却の手数料分は値上がり分で賄えました。

もし賃貸で住んでいれば2年で300以上はかかっていたはずですので、その分を考えてもこの物件も経済的にはかなり助かりました。

リフォーム

3軒目:中古戸建

そして、また中古物件を購入しました。

3軒目は戸建です。地方に引っ越して色々物件を探しました。

これまでマンションに住んでいたので、マンションのいいところを知っていたので、マンションも何件か内覧に行きました。

ただマンションは駅前で数がかなり限られていたり、管理費と修繕積立金がかなり高かったので戸建にしました。

築年数は30年ぐらいの中古戸建です。なので今回は建物の値段はゼロだと考えました。

土地の坪単価でこの辺りの周辺の価格を調べて割高じゃないことを確認して購入しました。

物件を安く買う方法は別の記事で紹介します。

今回も土地自体は購入した金額より高く売れると思っています。

ただし、今回はリフォームしたのでその分のお金はなくなると思っています。

カーポートを作ったりしましたので、その分はゼロにはならないと思います。

まぁあまり売ることは考えていませんが、今回も多少マイナスがでてもローンの残債が残って売ることができないと言うほどにはならないと思います。

戸建になって子供達も少しくらい大きな声を出したり飛び跳ねても叱られなくなったのでよかったんじゃないかと思います。

親としても本当はあまり叱りたくないですが、やはりマンションで他人に迷惑がかかる場合はどうしても叱ってしまいます。理由を説明しても小さい子供はやっぱり可哀想です。

マンションと違って駐車場や自転車置き場も目の前になったことも良かったと思います。

あとは物を置くスペースはやはりマンションよりは増えました。(スペースができればできるほど置いてしまうのが人間なので良いのか悪いのかはよくわかりませんが)

そして、いろんな箇所がよくなったリフォームは楽しかったですし、DIYで自分達でもどんどんよくしていけるところも中古物件の魅力の一つです。

中古物件にして良かった?

中古物件を3軒購入して、僕の場合は中古住宅にして良かったと思っています。

新築で購入していたら、どうしても値下がりする可能性が高いので何回も売買することが難しかったんじゃないかと思います。

もちろんこの十数年間は物件価格は上昇して来たようなので、時期が違えば同じ結果になったとは限りません。

ただその場合も、新築より中古の方が値下がりの幅は限定的になったんじゃないかなと思っています。

お金の話ばかりしてるように感じられるかもしれませんが、人生を楽しむには最低限のお金は必要ですし、最初から新築だけにしていたらここまで自由が効かなかったんじゃないかなと思っています。

もし自分が20代で引っ越ししない前提で地元に家を買うなら新築でも良かったかもしれません。

僕が家を購入したのはいつか田舎に引っ越しする前提で、年齢も35歳近かったので中古で良かったと思っています。

最後に購入したのは45歳に手が届こうかという年齢です。35年ローンを組めば80歳です。

老後生活に困ったらこの家は処分して賃貸にするか、もっと狭い家に移ることも考えなければいけませんのでやっぱり、新築だと厳しいと思っています。

僕の住んでいるあたりだと、建売の新築を3,000万円で家を購入すると、30年後には1,500万円になればいいとこかなと思います。

やはり値下がりはばが少ないのが中古物件の良いところです。

中古物件の価格内訳
新築の方がどうしても値下がりしてしまう理由
中古物件の価格の内訳、中古が値下がりしにくい理由
4,000万円の物件を新築と中古で購入した場合の例(土地の価格は場所によるので100%この通りにはならない)あくまでイメージです。

そもそも同じ立地、間取りで新築と中古を比べた場合、当然ですが中古物件の方が価格は低くなります。

同じ値段だったら誰も中古買わないよね

と言うことは住宅ローンの月々の支払額が下がり、日々の生活に余裕が生まれますし、金利が1%以下の今でも総支払額も低くなります。

利息だけでいくら払うのかは把握しておきましょう。ローンシミュレーターなどは検索すれば無料で利用できます。(後悔してくださってる人に感謝ですね)

あと僕の場合はリフォームが楽しいです。

リフォーム以外にも汚れていたところや、壊れていた箇所を修理して綺麗にしていくのは楽しいです。

そんなことに時間を使いたくない!って人もいると思いますので、これには個人差があると思います。

中古で買うならどんな物件がいい?

立地や間取りは生活スタイルや好みが大きく影響しますので、どれが良いかは人それぞれだと思いますが、そもそも中古物件を買う理由は、価格が新築より低いと言う理由が多くなるかなと思います。

使い方に困るほどお金が有り余っていたら、新築の方が良いですもんね。

そして、もし何らかの理由でどうしてもローンが払えなくなった場合など物件を手放さないといけなくなった際にローンの残債より高く売れなければ、ローンの残債分を支払って売却するしかありません。

残債を支払うことができなければ売却できなくなりますので、ローンが返せないと言うことなら自己破産しないといけないかもしれません。

そうならないためには、物件を適正価格もしくはそれに近い価格で購入することが重要になります。

物件を安く買う方法は別の記事で紹介します。

物件を早速探し始めよう!

物件を安く購入する方法のまず最初の一歩は、物件が安いか高いかを判断できるようになることです。

そのためにはいろいろな物件を見るのがまず第一です。

自分が欲しいと思う条件を設定して物件を見てみましょう。

1ヶ月ぐらいすれば、新たに物件が出てきた際にその物件がお買い得かどうかなんとなく分かるようになってくると思います。

大きい買い物ですので、焦らずまずは相場がわかるようになりましょう。

スマホにSUUMOやアットホーム、HOME’Sなどアプリを入れておけば条件にマッチした新着物件の情報がプッシュ通知で送られてきますので便利です。

操作感や検索に指定できる条件など好みのアプリで2つぐらい見ておけば見逃すことが少ないと思います。

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