ふるさと納税の仕組みと活用術|初心者でも簡単・お得に始める方法とは?

貯蓄・節約

ふるさと納税って結局お得なの?

最近話題の「ふるさと納税」、皆さんはもう活用していますか?

独立行政法人経済産業研究所の記事によると、2023年度の利用率は約16.7%※1。

※1 出典 https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/konishi-yoko/05.html

実はまだ多くの方が使いこなせていない制度でもあります。

「手続きが面倒そう」「本当にお得なの?」と思っている方も多いでしょう。

僕自身も2019年に始めた当初は同じ疑問を持っていました。

でも実際にやってみた結果、2,000円の自己負担で返礼品が貰えるので、毎年欠かさず活用しています。

この記事では、ふるさと納税の仕組みからメリット・デメリット、活用方法まで、ふるさと納税をこれから始めようと思っている方にもわかりやすく紹介ていきます。

ふるさと納税とは?仕組みと基本

ふるさと納税とは?簡単にいうと…

ふるさと納税とは、自分が応援したい自治体に寄付ができる制度です。

寄付額のうち自己負担2,000円を除いた分が税金から控除されます。

さらにお礼として、地域の特産品やサービスなどの返礼品がもらえるというお得な制度です。

控除の仕組み【簡単な例】

寄付額自己負担税控除される額返礼品価値(目安)
60,000円2,000円58,000円約18,000円(3割程度)

※控除上限は収入・家族構成により異なるので、事前のシミュレーションが必須です。

寄付先は「ふるさと」に限らない

名前は「ふるさと納税」ですが、出身地は関係ありません

住民票がある自治体以外は日本全国どの自治体でも寄付可能です。

あなたの価値観に合った地域を応援できます。

ふるさと納税の目的と歴史

制度の背景

ふるさと納税は2008年に導入されました

背景には都市への人口集中による地方の財源不足という問題がありました。

国は、都市部に住む人々が地方を直接支援できる仕組みとしてこの制度を創設。

単なる税控除制度ではなく、地域活性化と税の使途選択権を国民に与えるという意義が込められています。

進化するふるさと納税の使い道

近年では寄付の使い道が多様化しています。

寄付先の自治体によって、次のような分野に活用されています。

  • 子どもの教育支援
  • 地域医療の充実
  • 災害復興支援
  • 環境保全
  • 文化振興・観光振興

寄付の時に寄付金の用途を指定できる自治民も多く、自分の寄付金が地域にどう役立っているかが見えるのも大きな魅力の一つです。

ふるさと納税のメリット・デメリット|本当にお得?注意点は?

メリット

1️⃣ 実質2,000円の負担で税控除と返礼品が貰える

最大の魅力は費用対効果の高さ。

実質2,000円の自己負担で、返礼品が貰えます。

2️⃣ 地域貢献ができる

寄付の用途を選べる自治体も多く、納税の使途が見える点で高い納得感があります。

自分のルーツや思い入れのある地域に恩返しをする機会にもなります。

3️⃣ 家計の節約・生活の豊かさUP

お米・お肉・魚介類など、普段の生活費を節約することができます。

どんな返礼品をもらうか家族で話し合ったりする楽しみにもなります。

デメリット・注意点

  • 自己負担2,000円は必須
  • 【要注意!】控除申請を忘れると損 → 確定申告した場合はワンストップ申請していても再度申請が必要です
  • 人気返礼品は品切れリスクあり → 早めの申し込みがおすすめですが、収入が確定するまでは寄付できる額の上限が確定しないので寄付のしすぎには注意が必要です

ふるさと納税のやり方|初心者が失敗しない具体的な手順

① 事前準備:控除上限を確認

ふるさと納税を行う際は必ずポータルサイトのシミュレーターで自分の控除上限を確認しましょう。

上限を超えて寄付しても自己負担になるので注意が必要です。

楽天ふるさと納税の場合は以下から簡易版のシミュレーションと詳細版のシミュレーションが利用できます。寄付前に必ず上限を確認しておきましょう。

簡易版を利用する場合は上限より少し低めの金額までに押さえておくほうが無難かもしれません。

僕は詳細版を使っていますが、シミュレーションされた上限より数千円は下回るように寄付しています。

② ポータルサイト選び【おすすめ4選】

ふるさと納税ポータルサイトとは、全国の自治体の返礼品情報を検索・申し込みができる専用サイトのことです。

インターネットショッピングの感覚で利用でき、自治体ごとの返礼品ラインナップや寄付金額の条件、利用者の口コミなども簡単に確認できます。

多くのサイトがクレジットカード決済に対応しているため、便利に納税をすることができます。 また、寄付証明書の管理やワンストップ特例申請のサポート機能が充実しているサイトもあり、初心者にも安心です。

サイト名特徴
楽天ふるさと納税楽天会員情報で手続き簡単、返礼品数が多い、レビュー充実、楽天ポイントが貯まる・使える※2025年9月末まで
さとふる初心者向け・レビュー豊富
ふるさとチョイス掲載自治体数No.1
ふるなび家電系返礼品・高額返礼品に強い
Amazonふるさと納税Amazon限定の返礼品あり

ふるさと納税ポイント制度の終了と今後の賢い活用法についても別は記事で書いています。

③ 寄付手順(簡単6ステップ)

1️⃣ ポータルサイトにアクセス

2️⃣ 自治体・返礼品を選ぶ

3️⃣ 寄付金額を決めて申し込み

4️⃣ クレカなどで支払い

5️⃣ 寄付証明書・申請書を受け取る

6️⃣ 控除申請(ワンストップ特例 or 確定申告)

④ ワンストップ特例制度とは?

確定申告不要で控除が受けられる制度です。ただし、寄付先が5自治体以内の場合に利用可能な制度のため、寄付先が6自治体以上の場合は確定申告をする必要があります。

申請書を自治体に郵送するだけの簡単な手続きです。

最近はワンストップ特例申請の書類提出手続きがオンラインでできるポータルサイトもあります。対応自治体も続々と拡大中のようなのでさらに便利になりますね。

ワンストップ特例制度については各ふるさと納税ポータルサイトで申請手順を説明してくれていると思いますので、チェックしてください。以下の画像は楽天ふるさと納税です。

確定申告する場合は、ワンストップ特例制度で申請していても確定申告の際に再度寄付金控除の申請をする必要がありますので注意して下さい。

特に住宅を購入して住宅ローン控除を受ける初年度は確定申告すると思いますので、その際に忘れないよう申請しないと、寄付だけして(返礼品はもらえますが)控除が受けられないということになりますので要注意です。

確定申告も電子での申請が可能です。電子証明書を使えば手入力も不要です。

確定申告の電子証明書での申請手順も詳しく説明してくれています。

Screenshot

ワンストップ制度や確定申告の方法は各ふるさと納税のポータルサイトに説明がありますので参考にして下さい。楽天ふるさと納税の場合は以下から確認できます。

返礼品の選び方|家計に嬉しい人気カテゴリ【実例付き】

定番人気ジャンル

  • お米 → 家計節約の王道
  • 肉・魚介類 → A5和牛、カニ、エビなど贅沢品
  • フルーツ → シャインマスカット、さくらんぼなど季節感◎
  • 日用品 → トイレットペーパー、洗剤、ティッシュなど実用性抜群
  • 家電・ガジェット → 高額寄付時に狙いたい選択肢

僕の実体験から

我が家はお米、干物、ラーメン、野菜の定期便など食品が大半です。

そして「訳あり」商品は商用の包装がされていなかったり、サイズが規格外というだけで価格が割安だったりするのでとてもありがたいです。

家族で「何を頼もうか?」と話し合うのが毎年恒例になっています。

米の価格が高騰している今、とても有難いです。ふるさと納税みの寄付額も倍ぐらいになってしまっていますが、それでも毎日いただくお米が返礼品として貰えるのはとても有難いです。

商品として包装されていない(簡易包装)ですが、15食も入っているのでお得感あります。我が家はラーメンをよく食べるので、こちらもとても有難くよく寄付しています。昼食が数回返礼品で賄えますね。

干物も美味しくて、よく頼んでいます。一度にたくさん届くので冷凍庫の空きには注意です。届いたけど入りきらない!なんてことにもなりかねませんので。

端数で残った小額の寄付金枠でシュークリームや飲むヨーグルト、納豆なんかももらったこともあります。

まとめ|ふるさと納税は賢く楽しく活用しよう!

実質2,000円で税控除+返礼品 → 圧倒的にお得

地域貢献+税の使い道が見える → 納税意識UP

手続きは簡単。ワンストップ特例制度を活用しよう

僕自身は毎年、家族と「今年はどんな返礼品を選ぼうか?」と楽しみながらふるさと納税を活用しています。

どうせ納税するなら返礼品が貰える方がお得なので、この記事を参考に2025年こそ「ふるさと納税デビュー」してみてください。

税金も生活も、ちょっと豊かにしていきましょう!

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