お得だからふるさと納税してる人も多いと思いますけど、決済方法で地味にお得度が変わったります。
今回はどの決済方法が良いかおすすめの方法をご紹介します。
結論から言うと2025年10月からふるさと納税ポータルサイトのポイント還元は廃止されたので、今は決済に付く通常ポイントをどう取るかが重要です。
この記事では、クレカ・電子マネー・銀行振込などの特徴をぜんぶ比較して、迷わないように整理しました。
ふるさと納税の決済方法とは？基礎知識
ふるさと納税の「お得さ」は、返礼品と税控除（実質2,000円の自己負担）に加えて、
どの決済方法を選ぶか（＝利便性や決済に伴うポイント）によっても差が出ます。
ただし、近年の制度改正により、注意すべき点があります。
2025年10月1日から、ふるさと納税において「寄付額に応じてポイント等の経済的利益を付与する形で寄付を募集する行為」は原則として禁止されました。
これにより、ポータルサイトが独自に行っていた「寄付に連動した特典ポイント付与」は対象外となっています。
ただし、クレジットカード決済など、通常の商取引に伴う決済ポイント（いわゆる通常ポイント）については、この規制の対象外とされています。（参考：楽天ふるさと納税のサイト）
ここからは「今のルールで、結局どの支払いが一番得なの？」を、迷わないように整理していきます。
ふるさと納税で利用できる決済方法の種類一覧
代表的なのはこのあたりです（サイトによって対応が違います）。
- クレジットカード決済
- QR決済／電子マネー系（PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、Amazon Payなど）
- コンビニ払い
- 銀行振込／郵便振替
- その他（Pay-easy、あと払い（ペイディ）、納付書払い、現金書留など※サイト・自治体次第）
たとえば「ふるさとチョイス」は、オンライン系の決済手段がかなり多め（14種類）で、自治体によっては追加の支払い方法にも対応しています。(ふるさとチョイス)
「ふるなび」もクレカ・Amazon Pay・PayPay・楽天ペイなどが用意されています。(ふるさと納税サイト「ふるなび」)
決済方法によって変わるメリット・デメリット
決済方法によって、お得さ（還元）と、失敗しにくさ（寄付日・期限）で差が出ます。
ざっくりこんな感じ。
- クレジットカード
- メリット：通常ポイントが狙える／即時決済で年末に強い
- デメリット：名義ミスに注意、基本は一括扱いが多い
- PayPayなど電子マネー
- メリット：普段使いの還元・キャンペーンがお得になることがある
- デメリット：サイト対応に差がある／本人名義・決済条件に注意
- 銀行振込・コンビニ
- メリット：カードがなくても寄付できる
- デメリット：反映が遅い・期限が早い／ポイント還元は基本なし
「年末ギリギリで焦って、入金が間に合わず寄付が翌年扱い」になるは避けたいポイントなので、寄付日＝いつ確定するのかはこのあと何度か触れます。
2025年10月のポイント付与制度改正の影響
2025年10月1日から、ふるさと納税において寄付額に応じてポイント等の経済的利益を付与する形で寄付を募集する行為は、総務省が定める指定基準により禁止されました。
これにより、これまで一部のふるさと納税ポータルサイトが行っていた「寄付に連動した特典ポイントの付与」は、原則として実施できなくなっています。
一方で、
クレジットカード決済など、通常の商取引に伴う決済ポイント（いわゆる通常ポイント）については、この規制の対象外とされています。
そのため、2025年10月以降のふるさと納税では、
- ポータルサイト独自の「寄付ボーナスポイント」は期待しない
- 決済方法に付随する通常ポイントと、返礼品の内容・満足度を重視する
という考え方が、より重要になります。
クレジットカード決済のメリットと注意点
クレジットカード払いの3大メリット
ポイント還元率で実質お得になる仕組み
ポータルのポイントが消えた今、いちばんおすすめの「お得」はクレカの通常ポイントです。
たとえば還元率1.0％のカードで寄付20,000円なら、単純計算で200円相当。
高額になりやすいふるさと納税では、決済ポイントの差が無視できません。
24時間365日いつでも寄付可能
クレカはネットで即決済できるので、「思い立ったときに寄付」ができます。
平日昼に銀行行く必要もなし。忙しい人ほどラクです。
年末ギリギリでも間に合う即時決済
入金確認の遅れによる年越しリスクを避けやすい決済方法です。
おすすめのクレジットカード比較
※ここは「ふるさと納税“専用”でカードを決める」というより、日常でポイントを取りこぼさないカードを選ぶのがコツです（寄付だけでなく生活費でも貯まるので）。
楽天カード｜楽天ふるさと納税
2025年10月以降、楽天ふるさと納税のサイトのポイント付与は対象外になっています。楽天も「10月1日よりポイント付与ができなくなった」と案内しています。(楽天市場)
今後はまず楽天カードの通常ポイント（決済ポイント）を軸に考えるのが安全です。
三井住友カード（NL）｜年会費永年無料で最大7%還元
年会費無料で持ちやすいのが良いところ。
「対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済等なら7％還元」という特徴があります。
※ふるさと納税の決済そのものが7％になるわけではなく、日常決済で強いカードという意味でおすすめ枠です。
JCBカードW｜Amazonやセブン-イレブンで高還元率
JCBカードWは「いつでもポイント2倍」が売りで、パートナー店でさらに上がる設計です。
これも同じく、寄付専用というより普段からポイントが貯まりやすいのが魅力。
リクルートカード｜基本還元率1.2%
「どこでも高還元」で分かりやすい代表格。
公式でも1.2％還元を明記しています。
ふるさと納税は額が大きくなりやすいので、基本還元が高い方がGood。
クレジットカード決済の注意点
寄付者本人名義のカードでなければならない理由
寄付者と決済名義がズレると、控除手続きで面倒になったり、自治体側で確認が走る可能性が出ます。「名義は合わせる」が鉄則です。
基本的に一括払いのみ｜分割払い・リボ払いは可能？
多くのふるさと納税サイトでは、決済方法は基本的に一括払いのみ（または一括が標準）になっています。
ただ、カード会社によっては「あとから分割」「あとからリボ」みたいな変更サービスが用意されていることがあります（手数料は要注意）。
決済日が寄付日になる仕組みと年末の注意点
控除対象となるかどうかは、「申込日」ではな寄付が成立した日（決済完了日または入金確認日）で判断されます。
12月31日当日ではなく、できるだけ余裕を持って決済を完了させるのが安全です。
クレジットカード決済でも、年末は早めの手続きをおすすめします。
電子マネー決済（PayPay・楽天ペイ・d払い等）の活用術
PayPay決済のメリットとお得な使い方
PayPayポイント還元率と仕組み
PayPayは「決済としての基本還元」を狙う発想になります。
ただし、ふるさと納税ポータル側のポイントは規制対象なので、こちらも「寄付だから上乗せ」は期待しないのが前提です。
PayPayキャンペーン活用でさらにお得に
PayPayのキャンペーンは時期で変わります。「今やってるかどうか」は公式や各ポータルの告知を確認してください。
PayPay商品券を返礼品として受け取る方法
PayPay商品券は「ポイント」じゃなく返礼品として受け取る形があります。
さとふるではPayPay商品券特集を用意しています。
PayPay商品券自体の説明もPayPay公式にあります。
PayPay決済の注意点｜一括払いのみ・名義確認
電子マネー系も基本は「一括」です。
あと、アカウント名義が本人と一致しているかは必ずチェックしましょう。
楽天ペイ決済のメリット
楽天ポイントを使って寄付できる
楽天ペイ系の強みは「ポイントを支払いに充てられる」点です。
ただし、ポイント全額払いができるか、控除対象の扱いがどうかは、各ポータルの案内を確認してください。
楽天経済圏利用者に最適な決済方法
楽天のサービスを普段から使う人は、家計全体でポイントがまとまりやすいのがメリット。
ふるさと納税だけで最適化しすぎず、生活スタイルで得する設計にするのがおすすめです。
d払い・Amazon Pay・メルペイの比較
d払い｜d曜日で+3%還元キャンペーン
d払いはキャンペーンが魅力になりがち。
ただ、キャンペーンは頻繁に条件が変わるので、「適用条件（エントリー有無、対象店舗、上限）」を毎回確認するのが必須です。
Amazon Pay｜Amazonギフトカード利用で還元
Amazon Pay対応のポータルもあります（例：ふるなび）。
ギフトカード残高の使い方や還元は、普段のAmazon利用と合わせて最適化すると強いです。
メルペイ｜メルペイ残高・ポイント利用可能
対応ポータルだと「残高を使える」のが便利。
一方で、決済エラー時の切り分けがやや面倒になりやすいので、年末は余裕を持って。
au PAY｜au通信料金と合算払いが便利
「通信料金とまとめて管理したい」人には刺さる選択肢。
これも対応ポータル・自治体の確認が先です。
電子マネー決済の注意点
アカウント名義も寄付者本人と同一が必要
クレカ同様、寄付者情報と決済アカウント名義は揃えるのが基本です。
寄付者の名義と、決済手段（クレジットカードや電子マネー）の名義が異なる場合、制度上ただちに控除対象外になるわけではありませんが、
・自治体から寄付者確認の連絡が入る
・ワンストップ特例の申請が差し戻される
・確定申告時に説明や資料提出を求められる
といった実務上のトラブルが発生しやすくなります。
なので手続きが間に合わず控除を受けられないケースがあるため、寄付者名義と決済名義は一致させるのが原則です。
決済タイミングと寄付日の確認方法
電子マネー系は「決済完了画面が出たか」「履歴に残っているか」で確認。
年末は特に、「申し込みだけして安心しない」これが大事です。
その他の決済方法｜銀行振込・コンビニ払いの特徴
銀行振込のメリットとデメリット
手数料がかかる場合が多い
銀行側の振込手数料がかかるケースが多く、純粋に「お得」からは遠ざかりがち。
入金確認まで数日かかる｜年末は12月28日までに
入金確認のタイムラグが最大の敵。
年末は金融機関の営業日も絡むので、12月末は避けるくらいが安心です。
クレジットカードを持っていない方向け
カードを持たない人には現実的な選択肢となります。
ただし「寄付日＝入金日扱い」になりやすいので、期限管理だけは徹底です。
コンビニ払いの特徴
24時間支払い可能だが申込から5〜7日以内が期限
夜でも払えるのは強いです。
一方で「支払い番号の期限」があるので、放置すると失効しがち。
ポイント還元がない
コンビニのポイントは、基本的にお得が少ないです。
年末は12月25日頃までに
サイト・自治体にもよりますが、年末は余裕を見て25日頃までを目安に動くのが安全です。
現金書留・納付書払いの注意点
初心者にはおすすめしづらいです。
手間とタイムラグが大きいので、やるなら自治体の案内を見ながら慎重に。
ふるさと納税サイト別｜おすすめ決済方法
サイト別おすすめはこれ
| サイト | こんな人におすすめ | いちばん無難な決済 | このサイトならではの強み |
|---|---|---|---|
| 楽天ふるさと納税 | 楽天を普段から使う | 楽天カード（通常ポイント狙い） | 操作が楽天市場感覚でラク／名義ルールが明確 |
| ふるなび | 決済方法を選びたい／アプリで管理したい | クレカ or Amazon Pay（対応を確認して選ぶ） | 決済の選択肢が広い（キャンペーンは時期で変動） |
| さとふる | PayPay商品券（返礼品）狙い | クレカ or PayPay | PayPay商品券を返礼品として選べる |
| ふるさとチョイス | とにかく決済の選択肢が欲しい | クレカ（ファスト寄付で時短） | 支払い方法が豊富＋ファスト寄付で爆速 |
ポイント：迷ったら「一番慣れてるサイト」×「普段メインのクレカ」でがおすすめ。
楽天ふるさと納税｜楽天カードがいちばん安心
楽天ふるさと納税は、今は「楽天カードで通常ポイントをもらう」のが堅い。
理由はシンプルで、2025年10月以降はポータル側のポイント付与ができないと楽天が公式に案内しているからです。
- おすすめ決済セット
- 楽天ふるさと納税 × 楽天カード
- 向いてる人
- 楽天市場を日常的に使ってて、支払い管理を一本化したい人
- 注意点（ここ大事）
- 寄付者本人名義のクレカを利用しましょう（名義違いは自治体へ直接確認が必要）
SPU（スーパーポイントアッププログラム）の活用方法
ここは勘違いしやすいですが、2025年10月以降は「寄付に対するポイント付与」自体が制限されるため、SPUやキャンペーンの「寄付への適用可否」は都度公式の対象条件で確認が安全です。
楽天市場のキャンペーン併用術
「買い物のキャンペーン」と「寄付」をごっちゃにしないのがコツです。基本、決済の通常ポイント中心で考えるのがおすすめです。
ふるなび｜決済手段が広い（※ポイント系は過去キャンペーン扱い）
ふるなびは「選べる決済の多さ」で選ぶサイト。
アプリ経由のキャンペーン条件で「クレカ／Amazon Pay／PayPay／楽天ペイ／d払い」などが並ぶことがあります。
ふるなびなど一部のふるさと納税サイトでは、「アプリから申し込み、指定された支払い方法で寄付した人が対象」というキャンペーンが行われることがあります。
このとき、キャンペーン条件として「クレジットカード」「Amazon Pay」「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」などが表示される場合がありますが、これは「利用できる支払い方法の候補が複数ある」という意味です。
実際の寄付では、この中から1つの決済方法を選んで支払うだけで、複数の決済方法を同時に使ったり、すべてで特典が受けられるわけではありません。
また、これらは常にお得になるという意味ではなく、あくまでその時点のキャンペーン条件に含まれているかどうかが重要です。
申し込み前に、公式ページで対象条件を確認するようにしましょう。
- おすすめ決済セット（今の現実解）
- ふるなび × クレカ（または対応しているなら Amazon Pay）
- 向いてる人
- 決済方法を選びたい／アプリで寄付管理したい人
- 注意点
- 「キャンペーンで何か貰える」系は、時期・条件が頻繁に変わる。申し込み前に公式条件を見るのが必須です。
さとふる｜PayPay商品券（返礼品）狙いならここが分かりやすい
さとふるの強みは、「ポイント」ではなく「PayPay商品券を返礼品として選べる」こと。
「寄付して、その自治体エリアで使う」系の使い方ができるので、旅行や外食と相性が良い。
- おすすめ決済セット
- さとふる × PayPayオンライン決済（普段PayPay派なら）
- さとふる × クレカ（いちばん安定）
- 使える決済の例（さとふる）
- クレカ、コンビニ、PayPay、Amazon Pay、メルペイ、携帯まとめて払い、d払い、Pay-easy、楽天ペイ等（※対応は変更される可能性があります）
- 注意点
- PayPay商品券は「使える場所・条件」がある（オンライン購入NGなど）。受け取る前に用途を確認すると安心です。
ふるさとチョイス｜決済方法が多い＋ファスト寄付で時短
チョイスは「支払いの選択肢が多い」＆「ファスト寄付で速い」。
年末バタバタ勢にはこの“速さ”がめちゃ助かります。
- おすすめ決済セット
- ふるさとチョイス × クレカ（ファスト寄付）
- 強み
- クレカを事前登録すると、2クリックで決済完了（ファスト寄付）
- Amazon Pay、PayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイ、ペイディ等、オンライン決済の選択肢が幅広い
- 注意点
- 決済方法が多いぶん、キャンペーンの対象外条件も細かくなりがちです。使う決済を決めたら、その決済の条件だけ確認すればOKです。
その他主要サイト｜選び方は「生活圏」で決める
おすすめルールは下記です。
- au経済圏（スマホ代まとめたい） → auかんたん決済／au PAY対応のところを選ぶ
- Amazonをよく使う → Amazon Pay対応サイトを選ぶ
- イオン系が強い → AEON Pay対応のキャンペーンが出た時だけ狙う（ただし時期で変動）
ふるさとチョイスは「決済サービス主催キャンペーン」を一覧があるので、最新情報のチェックのに便利です。
決済方法別｜ポイント還元率比較
クレジットカード別還元率一覧
| カード | 基本還元の目安 | 特徴 | 向いてる人 |
|---|---|---|---|
| リクルートカード | 1.2% | どこでも高還元 | シンプルに高還元が欲しい(リクルートカード(RecruitCard)) |
| JCBカードW | いつでもポイント2倍（JCB設計） | パートナー店でさらにUP | JCB経済圏・特定店で強い(JCB) |
| 三井住友カード（NL） | 通常＋対象店で最大7%など | 日常のコンビニ・外食で強い | 生活費で貯めたい(SMBCカード) |
電子マネー別還元率一覧
電子マネーは「基本還元＋キャンペーン」で変動が大きいので、表ではなく考え方でまとめます。
- PayPay：基本還元は「普段の条件」次第＋キャンペーン次第
- 楽天ペイ：楽天の通常ポイント設計と相性
- d払い：曜日・キャンペーンが刺されば強い
→年末は、還元より「決済が確実に通るか」を優先するのがおすすめです。
お得な決済方法の選び方｜目的別おすすめ
還元率重視｜楽天カード×楽天ふるさと納税がおすすめ
今は「サイト還元」ではなく、楽天カードの通常ポイント軸で考えるのがおすすめです。
楽天で買い物もしてる人なら、家計全体でポイントがまとまるメリットは残ります。
手軽さ重視｜PayPay・電子マネー決済がおすすめ
普段から使ってるならラクです。
年会費無料重視｜三井住友カード（NL）・JCBカードW
どちらも「普段使い」で強みがあるので、生活費の決済でポイントが貯めやすいです。
マイル重視｜ANAカード・JALカードの活用法
旅行頻度が高い人は、寄付額の大きいふるさと納税と相性が良いです。
「マイル＝旅行の割引」と捉えると満足度が高い。
クレジットカードを持っていない場合の最適解
コンビニ払いか銀行振込。
ただし支払いするのに一手間かかるため、12月までに動くのが安心です。
決済時の注意点とよくある失敗
ふるさと納税で一番多い失敗は、
「返礼品は届いたのに、税金の控除が受けられなかった」 というケースです。
原因のほとんどは、決済方法・名義・タイミングの勘違い。
名義が違うとどうなる？控除が受けられない可能性あり
結論から言うと、寄付者の名義と、決済の名義は同じにする必要があります。
なぜ名義が重要なのか
ふるさと納税の控除は、「誰が寄付したのか」を基準に処理されます。
そのため、
- 夫の名義で寄付して
- 妻のクレジットカードやPayPayで支払う
といった形になると、寄付者と支払者が一致せず、確認やトラブルの原因になります。
失敗しないコツ
- 寄付者名義＝決済名義をそろえる
- 迷ったら「自分名義のクレカで払う」
年末の決済タイミングに注意｜申し込みだけではNG
ふるさと納税でよくある勘違いが、「12月31日に申し込めば大丈夫」 というもの。
これは 半分間違いです。
本当に大事なのは「決済完了日」
控除の対象になるかどうかは申し込み日ではなく、決済が完了した日で判断されます。
つまり、
- 12月31日に申し込んだ
- でも支払いが翌年1月になった
この場合、翌年分のふるさと納税扱いになります。
決済方法別の注意点（ざっくり）
- クレジットカード
→ 決済が即時反映されやすく、年末に強い - PayPay・電子マネー
→ 決済完了画面まで必ず確認 - 銀行振込・コンビニ払い
→ 入金確認が遅れやすく、年末は特に注意
安全な目安
年末ギリギリを避けて12月中旬までに決済完了が理想
控除上限額を超えると、その分は自己負担になる
ふるさと納税は上限額までは実質2,000円負担ですが、超えた分は普通に自己負担です。
よくある失敗
- 「たくさん寄付したほうがお得」と思ってやりすぎる
- 住宅ローン控除や副収入を考慮していなかった
防ぐ方法
- 控除上限額シミュレーションを使う
- 少し余裕を持って、上限より下で止める
「返礼品が豪華＝得」ではない点に注意。
一括払いしか選べない理由と、分割にしたい場合の考え方
ふるさと納税の決済は、申し込み画面では一括払いのみが基本です。
なぜ一括払いなのか
- 寄付額を明確に確定させる必要がある
- 分割・リボはカード会社側の支払い方法だから
分割にしたい場合はどうする？
カード会社の「あとから分割」「あとからリボ」を使う方法があります。
ただし、
- 分割・リボには 手数料がかかる
- 実質的なお得度は下がる
基本は無理のない金額で一括がベスト。
決済エラー・トラブルが出たときの対処法
最後に、意外と多いのが決済エラー。
よくある原因
- 利用限度額オーバー
- 3Dセキュア認証の失敗
- 電子マネー残高不足
対処の順番
- カード会社・決済アプリの通知を確認
- 同じ決済方法で再試行
- ダメなら別の決済方法に切り替える
年末は特に、1回エラーが出たら放置しないのが重要。
決済方法別Q&A｜よくある質問
デビットカードやプリペイドカードは使える？
サイト・カードの種類によります。年末は弾かれたときのリカバリが厳しいので、できればクレカが推奨です。
ポイント払いは全額ポイントでも控除対象になる？
基本は「寄付が成立しているか」が重要。ただしサイトや決済仕様で扱いが変わる可能性があるので、利用するポータルの案内を確認してください。
複数の決済方法を組み合わせることはできる？
基本は「1回の寄付＝1決済」が多いです。どうしても分けたいなら、寄付自体を分割して申し込む形になります。
寄付日はいつになる？
基本は決済日ベースで考えるのが安全。コンビニ・銀行振込は「入金確認日」になることが多いので、年末は前倒しするのが無難です。
領収書が届かない場合の確認方法は？
まずはポータルのマイページで発送状況を確認。
自治体の発行タイミングもあるので、年明けまで待つケースもあります。
まとめ｜ふるさと納税で後悔しない決済方法の選び方
基本はクレジットカード決済がいちばん安全でお得
今の制度では、クレジットカードの通常ポイント還元が、最も分かりやすく確実なお得ポイントです。
- 年末でも決済が即時反映されやすい
- 寄付日＝決済日になりやすく失敗しにくい
- 名義管理もしやすい
迷ったら、普段使っているクレジットカードでの決済を選べばOKです。
PayPay・電子マネー決済は「普段使い＋条件確認」がカギ
PayPayや楽天ペイなどの電子マネー決済は、普段から使い慣れている人にとっては便利な選択肢です。
ただし、
- キャンペーン対象かどうか
- 寄付者名義とアカウント名義が一致しているか
- 決済が本当に完了しているか
このあたりは、確認する必要があります。「使える＝必ずお得」ではない点だけ注意してください。
サイト選びより「自分に合った決済方法」を
「楽天ふるさと納税がいい？」「ふるなびがお得？」と悩みがちですが、今後はサイト差より、決済方法の選び方の差が大きくなります。サイト選びは返礼品で比較するのがおすすめです。
- 楽天経済圏 → 楽天カード
- PayPayユーザー → PayPay決済
- 迷ったら → クレジットカードがおすすめ
生活スタイルに合った支払い方法を選ぶのが、いちばん賢いやり方です。
最後に、僕のおすすめはこれです。
- 迷ったら：高還元のクレカ1枚に寄せる
- 生活導線があるなら：PayPayなど普段の決済に寄せる
- 年末は：確実に決済が通る方法を優先する
ふるさと納税の仕組みや寄付の流れはこちらの記事を参考にしてください。
ふるさと納税をする際に特に注意が必要な控除上限額についてはこちらの記事を参考にしてください。
