ブラック企業と同じく厄介なのはブラック上司、中規模以上の企業ならパワハラやセクハラの通報窓口がある会社はたくさんあると思いますので、会社自体はいいんだけど上司が・・・という方は通報窓口を匿名で使ってみるのはいいかもしれないですね。
ただし、小規模の会社の場合は社長や経営層がブラックだった場合、代わりになる人がいなければ上司が変わるという希望はゼロに等しいですから、無駄な体力を使わずに転職するのがいいかもしれないです。
僕もブラック上司のいる会社を経験したことがあります。みんなで夢のある大きな目標に向かって頑張っているつもりだったので、ブラック上司にも気づくのが遅れました。
ブラック上司の特徴
パワハラ
まぁこれは論外なのですが、パワハラをしてくるのはブラック上司認定ですねwただ、常にそうでない上司も中にはいます。普通に切れてものに当たったり、理不尽に切れてくる上司ならわかりやすいのですが、細かな点でチクチク挿してくる上司もいます。
その場合は気づかなかったり、まぁ彼の全部が嫌なわけじゃないしなーと許してしまっていることもあります。
もちろん、ちょっとでも理不尽に嫌なところがあれば「ブラックだブラックだ」と言うのもどうかと思いますが最悪の場合は知らない間に精神を病んでしまうことも多いので、気をつけて下さい。
叱責
これも論外ですね。感情的に怒鳴りつけてきたり、同僚や部下がいる前で叱責してくる上司はブラック認定です。
叱責してくるタイプには、論理的でなく自分の気分次第で揚げ足をとって叱責してくる人も多いので気づかないことは少ないかもしれないですね。
ただ暴力をふるわれるわけでなく、僕のためを思って強く言ってくれてるんだろうなとは思わない方がいいです。
本当にあなたのことを思っているなら、怒鳴ってしまうこともあるかもしれませんが、そんな時は一年に何回もあると思えません。
良識のある上司なら注意するにしても、個別で冷静に注意してくれます。
不機嫌上司
不機嫌上司は叱責こそしてきませんが、あからさまに不機嫌な態度をとってきたり、返事をするのにこちらも見ずに「あー」と言ってくる上司に当たったことがあります。
話しかけても返事さえしない時もあるくらいです。
もし、僕が何か失敗をしたり、気に食わないことをしてしまっていたとしても、ちゃんと伝えるべきですし上司部下以前の問題で人としておかしいですよね。
どんな理由があるにせよ、人としておかしいと思う行動がある上司はあなたの心と体を蝕む原因になりますから関わらないのが一番です。
正論・マウント
正論ばかり言ってマウントをとってくる上司もいます。
この場合はもっともらしく聞こえるので、ついつい納得してしまうことも多いのですが、正論をずっと言い続けてマウントしてくる上司は気をつけましょう。
特に根が真面目な人はこのタイプには気をつけましょう。確かに自分が悪かったなとどんどん自分を責めて挽回するために長時間労働して体調や精神を病む人を何人かみてきました。
そして厄介なのは上司自身が部下に嫌な思いをさせている認識がほとんど無い場合が多く。
単に正論で論破してご満悦の場合が殆どです。
開き直り
開き直りするタイプの上司も要注意です。自分が悪くても居直って開き直る人は態度も横柄な場合が多く、ストレスの原因になります。
自分の非を認めないで、開き直る人は他人のせいにする傾向が強いです。
これはこうじゃ無いだろ
すぐ直せよ。
この件は話し合ってこれで行こうって合意したじゃないですか!
そんなの知らねーよ
意見変えたらダメってことか?
このままやって失敗したら責任取れるのか?
変えるのがダメとは言ってないですが、その言い方がそもそも。。。ゴニョゴニョ。。。
部下のせいにする・手柄を横取りする
このタイプの上司もたまに見かけます。
いわゆるジャイアンタイプの人が多いです。
俺の失敗は部下のもの、部下の手柄は俺のもの的な人です。
実際はチームでアイディアを出し合ってやったこなのに、上司が会議で全て自分で考えて実行した、部下は手を動かしただけみたいな発表をします。
逆に自分が失敗した時は部下のせいにします。
「私はこう思ってたんだけど〇〇君がこうしたいと言うからやらせてみてあげたけどやっぱり失敗でした。」
「私はこうしろと言っていたんですが、部下が全然言ったとうりにやらないんです。」こんな発言は幾度となく聞きました。
社外の人にダメ出しする
社内だけならまだしも、社外の人に自分の部下のダメ出しをする上司がいます。
酷い場合はお客さんに対して自分の部下のダメ出しをしたりします。
付き合いのある会社の人で自分の部下のダメ出しを僕にしてくる人もいました。
こんな上司は最悪ですよね。
例えば、時間に遅れてきて「モネモネが遅れてきたんですよ。すみません。いつも時間より早めに行動しなさいって言ってるんですけどね〜。ほんとだらし無いやつでして。」
本当にそうだったとしても、お宅の内部の問題でしょ。
時間に遅れたことは変わりないんだから言い訳せずに謝れば済む話なんじゃないの?って思いますしそう言う人と取引したくなくなってしまいます。
本当に部下の人が遅れてきたのが原因だったのかもしれないですが、それを社外の人に言うような上司は手柄を横取りしたり、失敗を部下のせいにするブラック上司でもある可能性が高いです。
過去自慢が多い
過去自慢が多い上司もたまにいます。
俺が若いころは〇〇だったんだよ〜。君らももっと〇〇しろよ。
俺が30際の頃は、こんな仕事まで任せられていたぞ、それに比べてお前はまだまだ全然ダメだな〜
飲みの席で延々と過去の自慢話や自分がすごくて部下がダメとマウント撮りたがるパターンも多いですね。
こんなことを言われ続けるとやっぱりストレスの原因になってイライラがたまったります。
この言葉も要注意
ドリームキラーのあるあるフレーズでもあると思いますが、「君のタメを思って」と言う発言は要注意です。
君のためを思って・・・
聞こえはいいのですが、アドバイスしてるように見せかけて自分の自慢話に持って行ったりダメ出しが始まるパターンが多いです。
これも真面目な人は「そうか僕のため思って行ってくれてるんだな」と真剣に考え込んだりしてしまって知らない間にメンタルが弱ってたってことになりかねません。
もちろん、本当にあなたのことを思って言ってくれてる場合もあると思いますが、頻度が高い場合は全て間に受けて自分を責めすぎないようにしましょう。
ジョブチェンジが有効?
会社は嫌だけどこんな上司と働いていけない!と言う場合で今やっている職務が特別好きじゃない場合、部署移動の希望を出すのはありだと思います。
営業の人がマーケティング職になる。エンジニアからSEになる。などして上司を変えてみるのはありです。
特に小さい会社の場合、上司のパワハラを訴えて人事異動を期待するより、自分が他の仕事をしてみたいからと社内でジョブチェンジすれば嫌な上司からは逃げ出せますし、転職する必要もなくなります。
さらにいくつかの職種を経験しておくことは転職の際に有利に働くこともあります。
もちろん、上司が嫌だったからキャリアを変えましたと言うのはプラスにはなりませんが、こう言うことに挑戦したかったのでこの職種に変えてもらったんですと面接で言えば好意的に見てくれる会社もあると思います。
まとめ
今回はいろいろブラック上司の特徴を見てきましたが、ブラック上司が役職につけている会社は転職してしまうのが吉だと思います。
ブラックを許す社風があると言うことですし、会社が気付いてないんだとすれば上層部は現場を見ていないと言うことですから。
ブラック上司が原因でメンタルをやられたり、体調不良になる人も本当に多いです。
既に書きましたが根が真面目な人は理不尽なことを言われていても自分が悪いんだと思ってしまったり、それはおかしいと思っても自分の中に溜め込んでいってしまう人が多いです。
そんな環境で人生の大切な時間を過ごすのはオススメしません。
もちろん自分も謙虚になるべきところは謙虚に反省をしないといけませんが、自分だけを責め続けるのは止めましょう。
僕もブラック企業にいて転職をしましたが、今では本当に良かったと思っています。
ブラックじゃない環境で働いて、以前の会社がやっぱりブラックだったんだと確信に変わりました。
なかなか退職できない人はこちらの記事も参考にしてみてください。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。