住宅購入の際に物件自体の価格以外にもいろいろ費用がかかります。
諸費用にも安くできる可能性があるものがあります。
諸費用とはいえ上手くいけば数十万円節約することが出来ます。
安くなる可能性のある諸費用を挙げて紹介しますので、参考にしてみてください。
登記費用
登記費用は登録免許税と司法書士に支払う報酬がありますが、登録免許税は安くすることは出来ませんが、司法書士に支払う報酬は相見積もりを取ることでより安い司法書士の先生にお願いすることが出来ます。
登記はどの先生にお願いしても結果は同じなので安い方がいいですよね。
何も言わなくても不動産屋さん(仲介業者さん)に紹介してもらえますが、少し割高な気がします。
というか、何も言わないと不動産屋さんが紹介してくれる司法書士の先生にお願いすることになると思いますし、多くの人は不動産屋さんに紹介された先生にお願いすると思います。
僕は住宅を最後に購入した際、3件見積もり依頼を出しました。インターネットで調べてウェブサイトからフォームで見積もり依頼をするとメールで見積もりをもらうことが出来ます。
3軒目の購入時に取った見積りで最も高かったのと最も安かった見積もりの差額は88,000円でした。
どちらの金額でも得られる結果は同じです。登記費用だけで88,000円も安くすることが出来ました。
住宅ローン
住宅ローンも同じく、金利や手数料など高い銀行でも安い銀行でも受けられるサービスはお金を貸してもらえるという点で変わりありません。
金利以外に団体信用生命保険の内容が少し違ったりしますが、メインはあくまで住宅資金の借入、その金利や手数料で比較しましょう。
住宅ローンも不動産屋さんが紹介してくれます。不動産屋さんによるかもしれませんが何行か紹介いただけます。
最近ではネット銀行の住宅ローンも金利は安いですが、ネットなどで掲載されている金利で借入ができるとは限りません。
気に入った物件があれば仮審査はなるべく早く通しておきましょう。
借入の額にもよりますが、金利が0.25%違えば支払い金額が数十万円変わります。
住宅ローンについては、変動金利が良いか固定金利が良いか、保証料型がいいか融資手数料型がいいかなど選択肢が多く、どれがいいかはその人によって違うので誰にでも当てはまる正解はありませんが、比較して検討しましょう。
僕は一軒目の購入時、不動産屋さんに紹介いただいた銀行から融資を受けることにしました。
住宅を初めて購入する方のほとんどは、不動産から紹介された銀行から借入されるのではないかと思います。
不動産屋さんが紹介くださる銀行の金利が高いとは限りません。最後に購入した住宅ローンの金利は不動産屋さんに紹介いただいた銀行が最もいい条件でした。
ただ、比較しないと他に安く借り入れることができる銀行があるかもしれませんので、比較をするということをお忘れなく。
参考までに住宅ローンを3000万円、35年で借り入れたとして金利の差でどのくらい支払い金額が変わるか表にしておきます。
元利均等方式で3,000万円を35年でボーナス払いなしで返済する場合
金利 | 利息合計 |
0.5% | 2,707,560円 |
0.55% | 2,986,722円 |
0.6% | 3,267,429円 |
この場合、金利が0.1%変わると約56万円の差になります。0.1%と聞くと少しの差のように感じますが、そんなことありません。
借入ローンシミュレータなどでしっかり比較していくらぐらい差が出るのか確認しましょう。
住宅ローンは少しでも良い条件で借入できるとインパクトは大きいです。
火災保険、地震保険料
火災保険も同じです。基本は相見積もりを取るということです。
保証内容が微妙に違ったりするので一概に比較できないかもしれませんが、10年間で数万円の差がありました。
相見積もりには一括見積りサイトが便利です。
僕はこちらのKURABELというサービスを利用させていただきました。
不動産取得税
え!?税金なのに安くできるの?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、不動産取得税は申請すれば軽減されることがあります。
僕の場合も、税務署から書類が届きました。書類に記載し、添付書類をつけて変装すれば税額が軽減されるとのこと(申請方法などは自治体によって異なると思いますので必ず確認するようにしてください)
もし返送しなければ軽減措置を受けられません。申請するだけで数万円〜数十万円出費が変わる可能性があります。
「不動産取得税 軽減 〇〇※」などで検索してみてください。※〇〇は「神奈川」など都道府県名。
申請方法などは自治体によって異なりますので、忘れず調べておきましょう。
引越し代
住宅を購入したら、引越しです。
引越し代も基本通りです。相見積もりを取りましょう。
相見積もりはこちらの「引越し侍」というサービスを利用させてもらいました。
一括見積もりすれば引越し業者さんから「実際に見積りさせて」という連絡が来ます。
僕は3社に見積もりしてもらって、相見積もりしてもらいました。
最初に提示された金額から結構値引きをしてもらいました。
「今すぐ決めてもらったら」と言われたりしますが、その場では絶対に決めず、全社の見積もりが出揃ってから価格交渉しました。
距離にもよりますが、数万円の単位で節約できる可能性があります。
まとめ
中古住宅購入にかかる諸費用には少しの手間で安くできる可能性があるものが幾つもあり、数十万円節約できることもあります。
住宅購入は金額が大きいのでそのうちの数万円だと感覚が麻痺して大した金額じゃないと感じてしまったりもしますが、節約して他のことに使える方がいいですよね。
大きい買い物をするときは、普段より1万円の価値を小さく感じてしまいがちですが、そのことをしっかり覚えておいて、節約できるところは節約しましょう。