書類選考に通過すると、いよいよ面接です。
人生が変わるまでの大きな前進です!
面接は事前に準備して対策することができますのでしっかり準備することで合格率を変えることができます。
これをやれば絶対合格という必勝法は残念ながらありませんが、「これはやってはいけない」、「準備することで結果が良くなる」ということはありますので、しっかり対策して自力で現状を変えていきましょう。
この記事では転職時の面接について面接の種類や概要について紹介します。
面接前の準備
面接は準備がとても大切です。
そんなこと分かってると思われるかもしれませんが、元採用担当の経験上、面接に準備を全くしていないんだろうなと言う応募者が一定数いらっしゃるのであえて書きました。
会社のリサーチをして面接当日にどんな質問をするのか、自分の職務経歴や履歴書でどんなことを質問されそうか考えておきます。
志望動機や自己PRは企業ごとにアレンジしていると思いますので、しっかり確認しておきましょう。
面接に遅れてしまわないように会社の所在地、ルートの確認も忘れずに。
面接の準備については以下の記事でもう少し掘り下げて解説します。
面接の種類
1次面接
1次面接は一緒に働くことになるメンバーや直属の上司になる人との面接になることが多いです。
スキルがマッチするか、仕事への心構えはどうか、一緒に働くことになるメンバーとうまくやって行けそうかなど、実務に近いところが選考ポイントになります。
面接の大まかな流れ
会社によって様々ですが、1次面接は以下の流れが多いです。
評価とは関係のない世間話など
↓
会社・職種についての説明(会社の理念や事業内容、あなたの職務)
↓
応募者の自己紹介・自己PR
↓
一般的な質問(履歴書や職務経歴書から)
↓
追加質問(職務経歴書や一般的な質問を掘り下げた質問)
↓
応募者からの質問
面接は職種によっても重視して聞かれるポイントは変わってきます。
転職活動で初めての面接のとき以外はそれまでの面接を思い返しながらある程度想定できると思いますので、どんなことを聞かれそうか想像してひとりでロープレをしながら回答のイメージをしておきましょう。
中途採用の面接の場合、過去の実績や持っているスキルを職務経歴書だけでは判断できないようなことについて質問されることが殆どのはずです。
その場合、企業側が意識しているかどうかは別として行動面接(STAR面接)になることが多くなると思いますし、職務経歴を話す際にこの形式で話せば面接官にも話がスッと入って行きやすいと思いますので自分なりに回答を用意しておきましょう。
ちなみに行動面接は応募者の価値観や思考パターンなどを把握するのに適したフレームワークです。
行動面接(STAR形式)
- S(Situation):過去の状況について どんな役割だった?
- T(Task):どんなことをした?その時の課題は何か
- A(Action):どういう行動を取った?
- R(Result):その結果は?何を学んだこと得たものは?
行動面接(STAR形式)については別の記事でもう少し掘り下げて解説します。
2次面接
2次面接では管掌役員や小さい会社であれば社長などと面接することが殆どです。
細かいスキルや実務の内容よりは、会社のビジョンやカルチャーにマッチしそうかなどをみられることが多いですが、1次面接に比べると2次面接で不採用になる可能性の方が低いです。
2次面接はとにかく人柄重視で、明るくハキハキ。ネガティブなことを口にしないように気をつけましょう。
転職理由やキャリアプランも聞かれると思いますので、特にブラック企業にいる人はその企業や上司のネガティブ発言をしてしまわないように気をつけましょう。
プレゼンテーション面接
セールス、プリセールス、コンサルタントと言ったようなお客様と対面したり提案を行う職種ではプレゼンテーション面接を採用している企業もあります。
応募者にプレゼンテーションをしてもらい、プレゼン能力はもちろん論理的思考能力があるか、コミュニケーション能力があるか、人柄はどうかなどを判断されます。
プレゼンテーションはPREP法で行うように心がけると綺麗にまとまると思います。
結論から述べる
根拠・理由を述べる
例え話や例を述べる
もう一度結論(まとめ)を述べる
圧迫面接
中途採用で圧迫面接はあまりないと思いますが、もし圧迫面接に遭遇したらそれは圧迫面接なのかブラック企業なのか警戒して下さい。
売り手市場かつ〇〇ハラスメントへの意識の高まりSNSで口コミが広がる現在で圧迫面接をする企業はかなり少ないと思います。
もし離職中で転職を急いでいたとしても十分に気をつけてください。
集団面接
集団面接も中途ではあまりないと思いますので、詳細は書きません。
中途採用で集団面接を行うということは、大量採用の可能性が高いので何故大量採用しようとしているのかをしっかり見極めてください。
事業を一気に拡大しているのか、はたまた大量にひとが辞める職場なのか。
大量に人が辞める職場はブラック企業の可能性が高いので要注意ですね。
よく聞かれる質問10選
面接でされる質問は沢山あり全てを網羅はできませんが、こう言うのはよく聞かれると言った質問や重視されそうな質問を挙げてみます。
- これまでのキャリア
- 活かせるスキルと経験
- 1番の実績・失敗談
- 自己PR
- 長所短所
- 退職理由
- 志望動機
- 自身のキャリアプラン
- 応募者からの質問
- 希望年収
中途採用では面接の流れでも記載しましたが、履歴書や職務経歴書から掘り下げて質問されることが殆どです。
希望年収なども聞かれる場合がありますので、譲れないラインがある場合ははっきり伝えるのが良いと思います。(市場価値より遥かに高い金額の提示はマイナスになることがありますので自分の市場価値は事前に必ず調べておきましょう)
別の記事でもう少し掘り下げて解説します。
自己PRを攻略する
自己PRは面接で聞かれやすいポイントですし、職務経歴やスキルは変えれませんんが、企業が採用に迷った際に自己PRの印象で内定がもらえるかどうかのポイントになる可能性がありますので、面接を受ける企業ごとに自己PRをハキハキ話せるように準備しておきましょう。
別の記事でもう少し掘り下げて解説します。
面接後にすること
面接が終わったらホッとしますね!
でも面接が終わってからもやるべきことはあります。
面接を振り返ってみて、改善するべき点を見つけて内定をもらえる確率を高めましょう。
カジュアル面談とは
カジュアル面談とは、面接のようなかっちりとした感じではなく、面接の前に行う会社の紹介や応募者から質問をしながらざっくばらんにお話ししましょうという場です。
あまり企業側から面談相手に質問をせず、なるべく企業のことにつて知ってもらう場にするのがカジュアル面談なのですが、会社によってやり方は異なるものの、面接と同じく企業からすると採用活動の一貫ですのでカジュアル面談だからと言って気を抜くの辞めておきましょう。