不動産一括査定の電話はしつこい?連絡を減らす7つの方法と断り方

住宅売却
この記事は約19分で読めます。

「不動産一括査定を申し込むと、営業電話がたくさんかかってくるのでは?」

家の査定額を知りたくても、電話への不安から申し込みをためらっている人もいるでしょう。

不動産一括査定を利用すると、査定を依頼した不動産会社から電話やメールで連絡が入る可能性があります。

ただし、すべての会社から何度もしつこく電話が来るとは限りません。

依頼する会社数を絞り、希望する連絡方法や対応できる時間帯を伝えることで、負担を減らせる場合があります。

また、同じ一括査定サイトを使っても、物件の所在地や種類によって紹介される不動産会社は異なります。

電話の回数や連絡方法、担当者の対応も会社や店舗によって変わります。

まだ具体的な売却活動に進む段階ではなく、不動産会社に連絡先を知らせず概算価格を確認したい場合は、匿名査定や、不動産会社への査定依頼を伴わない価格シミュレーションを利用する方法もあります。

この記事では、不動産一括査定で電話がかかってくる理由、連絡を減らす方法、しつこいと感じた場合の断り方を、僕の利用経験も交えて解説します。

この記事でわかること
  • 不動産一括査定で電話がかかってくる理由
  • 何社から連絡が来る可能性があるのか
  • 地域や不動産会社による対応の違い
  • 電話を減らすために申し込み前にできること
  • 匿名査定・机上査定・訪問査定の違い
  • 電話やメールで使える断り方
  • 断った後も勧誘が続く場合の相談先
  1. 不動産一括査定の電話はしつこい?
  2. 不動産一括査定で電話がかかってくる4つの理由
    1. 1.査定に必要な情報を確認するため
    2. 2.査定額と算出根拠を説明するため
    3. 3.訪問査定を案内するため
    4. 4.媒介契約の候補になってもらうため
  3. 何社から電話がかかってくる?
  4. 電話では何を聞かれる?
  5. 不動産一括査定の電話を減らす7つの方法
    1. 1.連絡先を知らせたくないなら匿名査定や価格シミュレーションを使う
    2. 2.依頼する会社を2~3社程度に絞る
    3. 3.売却検討段階なら机上査定を選ぶ
    4. 4.備考欄に希望する連絡方法を書く
    5. 5.売却時期と査定目的を正直に伝える
    6. 6.心当たりのある会社には一度、希望を伝える
    7. 7.連絡先と査定内容を記録する
  6. 匿名査定・机上査定・訪問査定の違い
  7. しつこい電話を断るときの例文
    1. まだ売却を決めていない場合
    2. 他社と進めることにした場合
    3. 売却を中止した場合
    4. 電話可能な時間を指定する場合
    5. 今後の勧誘をすべて断る場合
  8. 断った後も電話が続く場合の対応
  9. 一括査定ではどこまで個人情報が伝わる?
  10. 実際にイエウールを利用したときの電話と査定
  11. 一括査定と不動産会社1社への直接依頼はどちらがよい?
  12. 電話が不安な人は査定サイトの違いを比較する
  13. 不動産一括査定の電話に関するよくある質問
  14. まとめ|電話への不安は依頼社数と査定方法で減らせる

不動産一括査定の電話はしつこい?

不動産一括査定を利用すると、査定を依頼した不動産会社から電話やメールで連絡が入ることがあります。

不動産一括査定は、物件情報を入力すると必ず査定額が自動表示されるサービスではありません。入力した情報を、利用者が選んだ不動産会社などへ送り、査定を依頼する仕組みです。

たとえばHOME4Uでは、「物件情報の入力」「連絡先の入力」「不動産会社の選択」「査定結果の連絡」という流れが案内されています。

参考:不動産売却HOME4U

不動産会社からは、次のような確認や案内が行われる場合があります。

  • 入力した物件情報の確認
  • 売却理由や売却予定時期の確認
  • 査定結果と算出根拠の説明
  • 机上査定・訪問査定の希望確認
  • 訪問査定の日程調整
  • 売却方法や販売計画の提案

このため、不動産会社から連絡が来ること自体は、一括査定の仕組み上、不自然なことではありません。

一方、同じ会社から繰り返し連絡が来たり、希望していない時間帯に電話が来たりすれば、「しつこい」と感じることもあるでしょう。

電話の本数や頻度は、主に次の条件によって変わります。

  • 査定を依頼した会社数
  • 物件の所在地や種類
  • その地域で紹介される不動産会社
  • 各社や各店舗の営業方針
  • 担当者の対応
  • 売却予定時期
  • 電話に出られたかどうか
  • 訪問査定を希望しているか

そのため、「一括査定を利用すると必ず何本の電話が来る」「このサイトなら電話はしつこくない」と一律に断定することはできません。

不動産一括査定で電話がかかってくる4つの理由

1.査定に必要な情報を確認するため

一括査定の入力フォームだけでは、査定に必要な情報が十分にそろわない場合があります。

たとえば、同じ築年数・広さのマンションでも、次のような条件によって評価が変わることがあります。

  • 所在階
  • 方角や日当たり
  • 眺望
  • 室内の状態
  • リフォーム履歴
  • 建物や共用部分の管理状況
  • 現在居住中か空き家か
  • 売却希望時期

入力情報に不明点があれば、不動産会社から確認の電話やメールが入る可能性があります。

2.査定額と算出根拠を説明するため

不動産の査定では、金額だけでなく「なぜその査定額になったのか」を確認することが重要です。

不動産会社は、周辺の成約事例、物件の状態、現在の競合物件、市場動向などを参考に査定額を算出します。その説明のために電話が使われる場合があります。

ただし、査定額は、不動産会社がその価格で買い取ることや、その金額で必ず売れることを保証するものではありません。

査定額が高い会社ほどよいとは限らないため、次の点を確認しましょう。

  • どの成約事例を参考にしたのか
  • 自分の物件との違いをどのように調整したのか
  • 想定している売却期間
  • 査定額に近い価格で売れると考える理由
  • 最初の売り出し価格をいくらにするのか

不動産流通推進センターが掲載する相談事例では、査定価格の根拠を説明する際、比較事例物件と査定物件の主な違いを説明するという考え方が示されています。

※2008年掲載の個別相談事例です。現在の法令・実務については、必要に応じて専門家へご確認ください。

参考:不動産流通推進センター「査定の根拠についての説明の範囲」

3.訪問査定を案内するため

机上査定では、現地を訪問せず、物件情報や周辺の取引事例などをもとに査定します。

そのため、室内の状態、日当たり、眺望、設備の劣化状況など、現地でなければ確認しにくい条件を十分に反映できないことがあります。

訪問査定では、こうした物件固有の条件を確認できるため、売却を具体的に進める段階で案内されることがあります。

ただし、訪問査定で提示された金額も、実際の成約価格を保証するものではありません。

最終的な売却価格は、売り出す時期、市場の需給、購入希望者との交渉などによって変わります。

また、机上査定を依頼したからといって、訪問査定を受ける義務が生じるわけではありません。

まだ売却するか決めていない場合は、「今回は机上査定だけを希望しています」と伝えて構いません。

4.媒介契約の候補になってもらうため

不動産会社が売却の仲介業務を行うためには、売主と媒介契約を結びます。

国土交通省は、媒介契約について、売主や買主が不動産会社へ取引の仲介を依頼する際に締結する契約と説明しています。

不動産会社の仲介によって売買契約が成立した場合、媒介契約で合意した内容に基づき、上限額の範囲内で仲介手数料が発生します。

媒介契約を結んだだけで、必ず仲介手数料が発生するわけではありません。

参考:国土交通省「不動産取引に関するお知らせ」

このため、査定結果の説明とあわせて、訪問査定や売却相談、媒介契約を案内されることがあります。

ただし、一括査定を利用しただけで媒介契約を結ぶ義務はありません。査定を受けた後に売却をやめたり、依頼しない会社を断ったりすることもできます。

何社から電話がかかってくる?

基本的には、査定を依頼した不動産会社から連絡が来る可能性があります。

たとえば3社へ査定を依頼すれば、最大3社から電話やメールが来ることを想定しておいたほうがよいでしょう。

同じ会社から複数回連絡が入る場合もあるため、実際の着信件数と依頼社数が必ず一致するわけではありません。

イエウールの公式サイトでは、物件の条件に合う不動産会社へ最大6社まで査定を依頼できると案内されています。

実際に表示される会社数は、地域や物件の条件によって異なります。

参考:イエウール「初めての方へ」

同じ一括査定サイトでも、都市部のマンションと地方の戸建てでは、表示される不動産会社の数や顔ぶれが変わります。

電話のかかり方を左右するのは、一括査定サイトの仕組みだけではありません。

実際に査定を担当する地域の不動産会社、店舗、担当者によっても対応は変わります。

電話への対応に不安がある場合は、最初から依頼先を増やしすぎず、2~3社程度を目安に比較する方法があります。

連絡方法も含めて不動産一括査定サイト5社を比較する

電話では何を聞かれる?

最初の電話やメールでは、次のような内容を確認されることがあります。※不動産会社や担当者によって異なります。

確認される内容回答例
売却を検討している理由住み替えを検討している
売却予定時期まだ未定、半年以内など
現在の利用状況居住中、空き家、賃貸中
物件の状態リフォーム歴や不具合の有無
住宅ローン残高約○万円残っている
希望する査定方法まずは机上査定を希望
訪問査定の希望現時点では希望しない
今後の連絡方法メール中心、電話は平日18時以降

まだ売却を決めていない場合は、無理に時期を決める必要はありません。

「査定額を確認してから、売却するか判断したい」と伝えれば十分です。

不動産一括査定の電話を減らす7つの方法

不動産一括査定の電話を減らす7つの方法。依頼先を3社程度に絞る、連絡方法を伝える、机上査定を選ぶなどの対策

1.連絡先を知らせたくないなら匿名査定や価格シミュレーションを使う

売却を検討しているものの、まだ不動産会社と直接話す段階ではない場合は、匿名査定が選択肢になります。

LIFULL HOME’Sの匿名査定では、入力した電話番号やメールアドレスが不動産会社へ送られず、査定結果は専用ページで確認できます。

詳しく相談したい会社が見つかった場合に、自分から連絡先を送る仕組みです。

参考:LIFULL HOME’S不動産匿名査定

ただし、この匿名査定は、本人または家族が所有する不動産の売却を希望する個人向けのサービスです。

売却する意思がなく、他人の物件や競売物件などの価格を調査する用途は対象外と案内されています。

また、匿名査定は物件の詳しい状態を確認しない概算査定です。

売却を具体的に進める場合は、机上査定や訪問査定であらためて確認することになります。

不動産会社への査定依頼を伴わないAI査定や価格シミュレーションなら、その場で参考価格を確認できる場合もあります。

ただし、サービスによっては会員登録や連絡先の入力が必要です。

利用前に、入力情報の利用目的と査定後の連絡方法を確認してください。

2.依頼する会社を2~3社程度に絞る

比較する会社数を増やしすぎると、その分だけ電話やメールへの対応も増えます。

電話対応に不安がある場合は、まず2~3社程度を目安にすると比較しやすいでしょう。

たとえば、次のような組み合わせが考えられます。

  • 全国展開または広域展開する会社
  • 売却する地域に詳しい会社
  • 同じ物件種別の売却実績がある会社

地域によっては全国展開する会社が表示されず、地域密着型の会社が中心になることもあります。

会社名の知名度だけでなく、次の点も確認してください。

  • 売却する地域での実績
  • 同じ物件種別の売却実績
  • 査定を担当する店舗の所在地
  • 査定額の根拠
  • 連絡方法や担当者の対応

比較材料が足りない場合は、後から別の会社へ査定を依頼することもできます。

3.売却検討段階なら机上査定を選ぶ

机上査定は、不動産会社が現地を訪問せず、物件情報や周辺の取引事例などをもとに査定する方法です。

訪問日時を調整する必要がないため、訪問査定よりも負担を抑えられます。

ただし、机上査定を選んでも、物件情報や売却予定を確認するために電話が来る場合があります。「机上査定なら電話が来ない」という意味ではありません。

申し込み時や最初の連絡で、「今回は机上査定だけを希望しています」と伝えておきましょう。

4.備考欄に希望する連絡方法を書く

申し込み画面に備考欄や要望欄がある場合は、希望する連絡方法を具体的に記入します。

たとえば、次のように書きます。

仕事中は電話に出られないため、最初のご連絡はメールでお願いします。電話が必要な場合は、平日の18時以降を希望します。

「電話不可」とだけ書くより、メールで回答してほしいことや、電話に対応できる時間帯を伝えたほうが、不動産会社も対応しやすくなります。

ただし、備考欄に希望を書いても、すべての会社が必ずその方法だけで連絡してくれるとは限りません。

電話を完全に避けたい場合は、不動産会社へ電話番号を送信しない仕組みの匿名査定を検討してください。

5.売却時期と査定目的を正直に伝える

売却時期が未定なのに「すぐ売りたい」と入力すると、不動産会社は早期売却を前提に連絡します。

次のように、現在の状況をそのまま伝えましょう。

  • 売却するかどうかは査定額を見て判断したい
  • 住宅ローン残高と査定額を比較したい
  • 住み替えを考えているが時期は未定
  • 半年から1年後を目安に検討している
  • 現時点では訪問査定を希望していない

査定の目的が伝われば、売却の話が必要以上に先へ進むことを防ぎやすくなります。

住宅ローンが残っている場合は、想定売却価格から売却費用を差し引いた金額で、住宅ローンを完済できるか確認する必要があります。

住宅ローンが残っている家を売る方法と注意点を確認する

6.心当たりのある会社には一度、希望を伝える

一括査定を申し込んだ直後に知らない番号から電話が来ると、出るのをためらうかもしれません。

査定を依頼した会社からの電話に出ないままでいると、「時間が合わなかった」と判断され、再び電話が来る場合があります。

ただし、知らない番号へ無条件に折り返す必要はありません。

申し込み完了画面や確認メールで依頼先を確認し、その会社の公式サイトに掲載されている電話番号と照合してから対応しましょう。

電話を止めたい場合は、電話またはメールで次のように意思を伝えます。

  • 今後はメールで連絡してほしい
  • 電話は指定した時間帯だけにしてほしい
  • 訪問査定は希望していない
  • 今回は依頼しない
  • 売却検討を中止した
  • 今後の勧誘は希望しない

僕がイエウールを利用したときも、申し込み後は電話を中心に連絡がありました。

ただし、依頼しない会社へ断る意思を伝えた後は、連絡が続くことはありませんでした。

これは、僕が査定を依頼した地域の不動産会社での経験です。ほかの地域や会社でも同じ対応になるとは限りません。

7.連絡先と査定内容を記録する

複数社へ依頼すると、どの会社と何を話したのか分からなくなりやすいため、簡単な比較表を作っておきましょう。

記録しておきたい項目は次のとおりです。

  • 会社名
  • 担当者名
  • 電話番号
  • 連絡が来た日時
  • 査定額
  • 査定額の根拠
  • 訪問査定の希望有無
  • 次回の連絡予定
  • 断った日時と内容
  • 担当者の対応

電話の回数だけでなく、こちらの希望を尊重してくれるかどうかも、不動産会社を選ぶ判断材料になります。

同じ会社でも店舗や担当者によって対応が異なる場合があるため、会社名だけで判断せず、実際の説明や対応を確認しましょう。

匿名査定・机上査定・訪問査定の違い

電話への不安がある場合は、現在の売却意欲に合った査定方法を選ぶことが大切です。

査定方法不動産会社から電話が来る可能性得られる価格向いている人
AI査定・価格シミュレーション不動産会社への依頼を伴わないサービスなら原則なしデータに基づく参考価格まず相場の目安を確認したい人
匿名査定連絡先を不動産会社へ送らない仕組みなら原則なし不動産会社による概算価格電話を避けながら売却を検討したい人
机上査定あり物件情報や取引事例をもとにした査定額売却を検討し始めた人
訪問査定あり現地の状態を反映した査定額具体的に売却を進めたい人
売却の検討段階に応じて匿名・AI査定、机上査定、訪問査定を選ぶ判断フロー

いずれの査定方法でも、提示された価格で必ず売れるとは限りません。

電話をできるだけ避けたいなら、不動産会社へ連絡先を送信しない匿名査定や価格シミュレーションが候補になります。

一方、売却を具体的に検討しているなら、机上査定で複数社を比較し、信頼できそうな1~2社へ訪問査定を依頼する流れが考えられます。

対応エリア、対象物件、査定できる会社数、連絡先の扱いはサービスによって異なります。

利用前に、自分の物件が対象か、誰にどの情報が送られるのかを確認してください。

しつこい電話を断るときの例文

まだ売却を決めていない場合

査定結果を確認してから売却するか判断する予定です。現時点では訪問査定や媒介契約は希望していません。今後の連絡はメールでお願いします。

他社と進めることにした場合

ご対応ありがとうございました。比較した結果、今回は別の不動産会社へ相談することにしました。今後の電話連絡は不要です。

売却を中止した場合

家族で話し合った結果、今回は売却を見送ることにしました。査定のご対応ありがとうございました。今後の営業連絡は希望しません。

電話可能な時間を指定する場合

仕事中は電話に出られないため、今後の連絡はメールでお願いします。電話が必要な場合は、平日の18時から20時の間にお願いします。

今後の勧誘をすべて断る場合

今回は御社への依頼を見送ります。今後、電話・メールを含む勧誘は希望しません。必要になった場合はこちらから連絡します。

「検討します」だけでは、引き続き検討中だと受け取られる可能性があります。

依頼しないことが決まっている場合は、曖昧にせず明確に伝えましょう。

断った後も電話が続く場合の対応

今後の勧誘を断った後も連絡が続く場合は、次の情報を記録してください。

  • 不動産会社名
  • 担当者名
  • 電話番号
  • 電話が来た日時
  • 断った日時と伝えた内容
  • その後の着信履歴
  • メールやショートメッセージの内容

宅地建物取引業者には、契約しない意思や、今後の勧誘を希望しない意思を相手が明確に示した後も勧誘を続ける行為などが禁止されています。

国民生活センターも、勧誘を断ったにもかかわらず勧誘を続けることは禁止されていると案内しています。

参考:

まずは不動産会社へ「今後の勧誘は希望しない」と明確に伝えましょう。

一括査定サイトの問い合わせ窓口にも、会社名、担当者名、連絡日時などを添えて相談します。

すでに個人情報が不動産会社へ提供されている場合、一括査定サイトへ連絡するだけでは止められない可能性があるため、依頼先の会社にも直接伝えてください。

それでも勧誘が続く場合や、次のような対応を受けた場合は、不動産会社の免許行政庁や消費者ホットライン「188」へ相談しましょう。

  • 断った後も繰り返し勧誘される
  • 長時間電話を切らせてもらえない
  • 深夜や早朝に電話がかかってくる
  • 脅すような発言がある
  • 強引に契約を迫られる

消費者ホットライン「188」では、地域の消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。

参考:消費者庁「消費者ホットライン」

一括査定ではどこまで個人情報が伝わる?

一般的な不動産一括査定では、次のような情報を入力します。

  • 氏名
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 物件所在地
  • 物件種別
  • 土地・建物面積
  • 築年数
  • 現在の利用状況
  • 売却希望時期
  • 査定理由

入力項目はサービスや物件種別によって異なります。

入力した情報は、各サービスの利用規約やプライバシーポリシーに基づき、査定を依頼した不動産会社へ提供されます。

申し込み前に次の点を確認しましょう。

  • どの不動産会社へ依頼するのか
  • 自分で依頼先を選択できるか
  • 不動産会社へ提供される情報
  • 個人情報の利用目的
  • 問い合わせ窓口
  • 査定依頼後の連絡停止方法

電話を避けるために、存在しない電話番号や誤った物件情報を入力することはおすすめできません。

連絡が取れず査定が進まなかったり、正しい査定結果を受け取れなかったりする原因になります。

不動産会社へ電話番号を知らせたくない場合は、連絡先を不動産会社へ送らない仕組みの匿名査定を選びましょう。

実際にイエウールを利用したときの電話と査定

僕は、これまで築30年以上の中古マンションを2回売却しています。売却時にはイエウールを利用し、複数の不動産会社へ査定を依頼しました。

当時の正確な記録は残っていませんが、査定を依頼したのは3~4社だったと記憶しています。

申し込み後はすぐに連絡が入り、メールよりも電話が中心でした。

そのため、一括査定を申し込むと、不動産会社から電話が来る可能性はあると考えておいたほうがよいと思います。

一方、依頼しない会社には、その旨をはっきり伝えました。

僕の場合は、断った後も電話が続くことはありませんでした。

筆者がイエウールで3〜4社へ査定を依頼し、電話対応、査定比較、断りの連絡まで行った流れ

ただし、これは僕が売却した物件のある地域で、当時紹介された不動産会社を利用したときの経験です。

同じイエウールを利用しても、物件の所在地や種類によって紹介される不動産会社は変わります。

電話の回数や連絡方法、断った後の対応も、地域の不動産会社や担当者によって異なる可能性があります。

「イエウールなら必ず断った後に電話が止まる」「どの地域でも同じような連絡になる」という意味ではありません。

実際に査定を受けると、不動産会社によって査定額に差がありました。

1社だけの査定では、提示された金額が高いのか安いのか判断しにくかったと思います。

ただし、僕は査定額が最も高い会社を、そのまま選んだわけではありません。

比較したのは次のような点です。

  • 査定額の根拠
  • 周辺の成約事例
  • 築年数の評価
  • 想定している購入者
  • 販売方法
  • 売り出し価格の考え方
  • 担当者の説明や対応

2軒のマンションは、それぞれ購入時の物件価格より約300万円、約200万円高い価格で売却できました。

ただし、これは購入価格と売却価格だけを比較した差額です。購入・売却時の諸費用、リフォーム費用、保有中の支出、税金などを差し引いた利益ではありません。

また、一括査定を利用しただけで高く売れたことを示すものでもありません。

物件の状態、市場環境、売り出し価格、販売活動など、複数の条件が売却結果に影響します。

申し込み直後は複数社からの電話に対応する必要がありましたが、各社の査定額や提案を比較できた点にはメリットを感じています。

査定後に不動産会社を選ぶ判断基準を確認する

一括査定と不動産会社1社への直接依頼はどちらがよい?

電話対応を最小限にしたい場合は、特定の不動産会社1社へ直接査定を依頼する方法もあります。

すでに信頼できる会社や担当者がいる場合は、直接依頼でもよいでしょう。

ただし、1社だけでは、査定額や販売方法、担当者の対応について、他社との違いを比較しにくくなります。

  • 査定額が周辺相場から外れていないか
  • その地域の売却実績が十分か
  • 販売方法が適切か
  • 担当者の説明が分かりやすいか
  • 自分の物件をより得意とする会社がないか

電話対応が不安なら、多くの会社へ一度に依頼するのではなく、条件の異なる2~3社を目安に比較する方法があります。

特に、売却する地域に詳しい不動産会社を少なくとも1社含めると、地域の相場や購入希望者の傾向を比較しやすくなります。

「1社か6社か」という二択ではありません。自分が無理なく対応できる範囲で比較しましょう。

電話が不安な人は査定サイトの違いを比較する

不動産一括査定サイトは、依頼できる会社数、匿名査定の有無、不動産会社の選択方法、査定後の連絡方法などが異なります。

不動産会社へ電話番号を知らせず概算価格を確認したい場合は、LIFULL HOME’Sの匿名査定が候補になります。

売却を具体的に検討しており、複数の不動産会社を比較したい場合は、イエウールやHOME4Uなどが候補になります。

僕が住宅売却時に利用したのはイエウールですが、すべての人に同じサービスが合うわけではありません。

また、提携会社数が多いサービスでも、自分の地域や物件に対応する会社が多いとは限りません。

申し込みを確定する前に、実際に表示される会社数や各社の特徴を確認してください。

電話への不安、物件所在地、物件種別、比較したい会社数を整理してから選びましょう。

電話への不安がある人向けに不動産一括査定サイト5社を比較しました

不動産一括査定の電話に関するよくある質問

Q
電話を無視しても問題ありませんか?
A

電話に出なかっただけで、媒介契約などの契約義務が発生することはありません。

ただし、査定を依頼した不動産会社は、時間を変えて再度電話する場合があります。

心当たりのある会社からの電話を止めたい場合は、無視を続けるよりも、メールなどで「今後の電話連絡は不要」と明確に伝える方法があります。

心当たりのない番号には無条件に折り返さず、依頼した会社の公式サイトなどで電話番号を確認してください。

Q
査定を依頼した会社すべてと話す必要がありますか?
A

すべての会社と詳しく話す義務はありません。

査定結果を受け取り、依頼しない会社には断る意思を伝えましょう。訪問査定を受ける会社を、机上査定の内容から1~2社に絞ることもできます。

Q
一括査定を申し込んだ後に売却をやめてもよいですか?
A

売却をやめても構いません。

一括査定の申し込みは、家を売る売買契約や、不動産会社へ売却を任せる媒介契約ではありません。売却を中止した場合は、査定を依頼した会社へ早めに伝えましょう。

Q
査定後に媒介契約を断れますか?
A

媒介契約を締結する前であれば、査定を受けた会社へ売却を依頼する義務はありません。

査定額だけでなく、査定根拠、販売戦略、売却実績、担当者の対応を比較して判断してください。その場で契約を求められても、持ち帰って検討できます。

Q
机上査定なら電話はかかってきませんか?
A

机上査定でも、物件情報や売却時期を確認する電話が入る場合があります。

机上査定は、現地を訪問せずに査定する方法であり、電話連絡を行わない査定ではありません。

電話番号を不動産会社へ知らせたくない場合は、連絡先を不動産会社へ送らない匿名査定などを検討してください。

Q
一括査定は何社に依頼すればよいですか?
A

電話対応に不安がある場合は、まず2~3社程度を目安にする方法があります。

全国展開または広域展開する会社、地域密着型の会社、物件種別を得意とする会社を組み合わせると、査定額や提案の違いを比較しやすくなります。

ただし、実際に表示される会社数は地域や物件によって異なります。

Q
地域によって電話対応は変わりますか?
A

変わる可能性があります。

同じ一括査定サイトでも、物件所在地や物件種別によって、実際に査定を担当する不動産会社は異なります。同じ会社でも、店舗や担当者によって連絡方法や頻度が変わる場合があります。

一括査定サイト全体の口コミだけで「電話がしつこい」「しつこくない」と判断せず、実際に表示される会社を確認し、依頼先を必要な数に絞りましょう。

Q
査定の後は何をすればよいですか?
A

査定額とその根拠を比較し、必要に応じて1~2社へ訪問査定を依頼します。

その後、売却を任せたい不動産会社と媒介契約を結び、売り出し価格を決めて売却活動を始めます。

査定から契約・引き渡しまでの流れを8ステップで確認する

まとめ|電話への不安は依頼社数と査定方法で減らせる

不動産一括査定を利用すると、査定を依頼した不動産会社から電話やメールで連絡が入ることがあります。

査定に必要な情報の確認や、査定額の根拠を説明するための連絡も含まれるため、電話が来ること自体は一括査定の仕組み上、不自然ではありません。

電話への負担を減らすには、次の方法があります。

  • 連絡先を知らせたくない場合は匿名査定などを使う
  • 依頼する会社を2~3社程度に絞る
  • 検討初期は机上査定を選ぶ
  • 備考欄にメール希望と対応可能時間を書く
  • 売却時期や査定目的を正直に伝える
  • 連絡方法の希望を明確に伝える
  • 依頼しない会社には曖昧にせず断る

僕がイエウールを利用したときは、3~4社へ査定を依頼したと記憶しています。

申し込み後はすぐに電話を中心とした連絡がありましたが、依頼しない会社へ断った後に連絡が続くことはありませんでした。

ただし、これは僕が売却した地域で、当時紹介された不動産会社を利用したときの経験です。

同じサービスでも、物件の所在地や実際に査定を担当する会社によって対応は変わります。

「電話が絶対にしつこくない一括査定サイト」を探すよりも、依頼する会社数を絞り、希望する連絡方法と売却予定を最初に伝えることが現実的な対策です。

電話が不安だからといって、査定そのものを諦める必要はありません。

まずは、自分が対応できる会社数と連絡方法を決め、その条件に合った査定サービスを選びましょう。

自分に合った不動産一括査定サイトを5社比較から確認する

※サービス内容は2026年8月時点で各公式サイトを確認した情報です。匿名査定の仕組み、依頼可能な会社数、連絡方法などは変更される場合があります。申し込み前に、各サービスの公式サイト、利用規約、プライバシーポリシーをご確認ください。

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