2階トイレは安いグレードで十分?機能の選び方と比較候補、約5年の体験

2階トイレのグレード選び。タンク式トイレと必要な機能を確認するチェックシートのイメージ リフォーム・住まい
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2階トイレのグレードで迷ったら、まず「温水洗浄便座は必要か」「便器の水を手動で流してよいか」「掃除や操作をどこまで楽にしたいか」を分けて考えると、候補を絞りやすくなります。

僕の家は、1階が少し良いグレード、2階が温水洗浄便座付きのタンク式です。

2階の便器はタンク横のレバーで流す仕様ですが、約5年使って、操作や掃除に特に不満はありません。

ただし、自動で流す機能や操作しやすいリモコンが必要な人まで、安さを優先して外す必要はないと思います。

この記事では、僕の体験に加えて、今選ぶなら比較したい現行モデルと、工事込みの金額を比べるポイントをまとめます。

この記事でわかること
  • トイレの機能ごとに、優先したい人と省略を検討できる条件
  • 必要な機能別に比べたい現行モデル3候補
  • 僕が約5年使って、2階は同じ仕様を選びたい理由
  • 2階への設置条件と、工事込みの見積もりで確認したい項目

最初に区別したい「便器を流す」と「おしりを洗う」

トイレの商品説明では、どちらにも「洗浄」という言葉が出てきます。

便器洗浄は、用を足したあとに便器の水を流すことです。

温水洗浄便座のおしり洗浄やビデは、身体を洗う機能なので、別に確認します。

また、「壁リモコン付き」なら便器の水もリモコンで流せるとは限りません。

便座の操作は壁リモコンでも、便器はタンクのレバーで流す仕様があります。

見積もりでは、温水洗浄便座の操作場所、便器を流す方法、自動で流す機能の有無を、それぞれ書いてもらうと行き違いを減らせます。

便器を流す操作と、おしり・ビデの温水洗浄を分けて確認する図

2階トイレで優先したい機能を6つに分ける

1.温水洗浄便座と暖房便座

おしり洗浄やビデを普段から使う人は、温水洗浄便座を残す候補にします。

一方、暖房便座は座面を温める機能です。

「お湯で洗いたい」と「冬に座面が冷たいのを避けたい」は別の希望なので、家族が何を必要としているかを分けて確認しましょう。

使わない機能まで一括で付けるより、日常で使う機能を決めてから仕様を選ぶ方が比較しやすいです。

2.壁リモコンと便器のリモコン洗浄

便座横の操作部が見えにくい人や、身体をひねってタンク横のレバーに手を伸ばすのが負担になる人は、操作位置を優先したいところです。

壁リモコンを選ぶ場合も、便座の操作だけなのか、便器の水まで流せるのかを確認してください。

今のレバー操作に不便を感じていないなら、便器のリモコン洗浄を外した案も比較できます。

ショールームではボタンの大きさだけでなく、座った状態で見やすい位置に取り付けられるかも確認すると具体的です。

3.自動で便器の水を流す機能

流す操作を減らしたい人や、流し忘れが気になる家庭では、優先する価値があります。

手動で流すことに困っていなければ、まず自動便器洗浄なしの見積もりを比較の出発点にできます。

ただし、自動便器洗浄があっても、座って使ったときと立って使ったときで動作条件が違う製品があります。

家族の使い方でも自動になるかを確認しましょう。

4.便ふたの自動開閉

便ふたに触れたくない人や、開け閉めのためにかがむ動作を減らしたい人に向く機能です。

手動で問題がなければ、優先順位を下げられます。

便ふたの自動開閉と、便器の自動洗浄は別機能なので、「自動」という名前だけで両方あると判断しないことが大切です。

5.掃除しやすい形状と、汚れを抑える機能

掃除の負担を減らしたいなら、便器のフチ、便座の継ぎ目、便器と便座の間、側面の凹凸を見てください。

便座を外したり持ち上げたりして掃除できるかも、候補ごとの確認ポイントです。

泡で洗うなどの機能だけでなく、「自分が拭きたい場所に手が届くか」を実物で比べると、使い始めたあとの掃除を想像しやすくなります。

自動で汚れを抑える機能があっても、掃除そのものが不要になるわけではありません。

6.温水のつくり方

温水洗浄便座の瞬間式は、使うときに水を温める方式です。

連続して温水洗浄を使う家庭なら、湯切れのしにくさを確認する意味があります。

ここで注意したいのは、安いグレードが必ず貯湯式とは限らないことです。

後で紹介するTOTOのウォシュレットSS1も瞬間式なので、価格帯だけで温水の方式を決めつけず、仕様表を見てください。

方式の説明はTOTOのウォシュレットSS公式資料でも確認できます。

温水洗浄、便器を流す操作、掃除の負担から必要な機能を複数選ぶ図

今選ぶなら比較したいモデル3候補

必要な機能別にQRとSS1、アメージュとKA31A対応仕様、S160タイプ1Kを比べる図
対応仕様・動作条件・工事範囲は、以下の本文と見積もりで確認します。

ここからは、2026年10月に公式情報を確認した比較候補です。

僕の家で使っている製品の紹介ではなく、必要な機能別に見積もりを取るための候補として選んでいます。

費用を抑えつつ温水洗浄を残したい:ピュアレストQR+ウォシュレットSS1

TOTOのピュアレストQRとウォシュレットSS1の組み合わせは、便器を手動で流す仕様でよい人が、費用を比較する基準にしやすい候補です。

SS1は本体側の操作部を使うタイプで、オート便器洗浄はありませんが、温水は瞬間式です。

僕のように「温水洗浄は欲しいけれど、便器はレバーで流せればよい」という条件なら、まず見積もりを取りたい組み合わせです。

TOTOが公開している参考価格は、ピュアレストQRのリモデル便器・手洗いありとSS1への器具交換で、商品代と工事代を合わせて税込15万〜24万円です。

これは加盟店への見積調査に基づく参考範囲で、内装工事は含まず、どの家でもこの金額になるという価格ではありません。

出典:TOTO トイレリフォームの参考価格と工事条件

壁リモコンが欲しい場合は、同じSSシリーズのSS2なども比較対象になりますが、SS2と自動便器洗浄付きのSS2Aは別仕様です。

「リモコンにしたい」と「便器も自動で流したい」を分けて伝えましょう。

便器も壁リモコンで流したい:アメージュ便器+KA31Aの対応仕様

LIXILのアメージュ便器とシャワートイレKA31Aは、便器の水を壁リモコンで流したい人の比較候補です。

選ぶのは、フルオート・リモコン便器洗浄に対応するアメージュ便器用の仕様です。

同じKA31Aにも手動ハンドル式があるため、シリーズ名だけで注文せず、「アメージュ便器用・フルオート/リモコン便器洗浄」と見積書で確認してください。

対応する便座品番の例はCW-KA31AQCです。

KA31Aには温風乾燥がないので、乾燥機能は不要で、便器を流す操作を楽にしたい人に向いています。

なお、フルオート便器洗浄は男子小洗浄には対応していません。

便器・タンク・便座の組み合わせと取付工事を含む総額は、施工店への見積もりで確認します。

仕様の違いはLIXIL KAシリーズ公式のグレード別機能表で確認できます。

掃除への配慮と自動操作を重視したい:アラウーノS160 タイプ1K

PanasonicのアラウーノS160 タイプ1Kは、泡と水流による洗浄やスキマレス設計に加え、便ふたの自動開閉とオート洗浄を備えたタンクレストイレです。

機能を減らして価格を優先するより、掃除や操作の手間を減らすことに予算を使いたい人の比較候補になります。

自動洗浄は座って使った場合で、立って使った場合は洗浄ボタンの操作が必要です。

便ふたを閉じてから流すクローズ洗浄モードは、出荷時には「切」になっています。

また、タンク上の手洗いはないので、2階でどこで手を洗うかもセットで考える必要があります。

設置条件と、必要なら手洗い工事まで含めた総額を確認してから、タンク式の案と比べましょう。

参考:S160の公式機能紹介、自動洗浄の動作条件

コスパを判断するなら、同じ条件の総額で比べる

この3候補を安い順のランキングにはしていません。

便器を手動で流せればよい人にはQR+SS1が比較の出発点になりますが、リモコン操作が必要な人には、その機能を含めた案で比べる方が意味があります。

便座単体の定価と、便器一式の価格、工事込みの価格を並べても、どれが割安かは判断できません。

「外せない機能を満たした工事込み総額」をそろえることが、コスパを見極める近道です。

僕の家は、使用頻度が同じくらいでもグレードを分けた

僕の家では、1階も2階も使う頻度は同じくらいです。

2階をほとんど使わないから安くしたわけではありません。

1階はお客さんも使うので少し良いグレードにし、2階は自分たちが特に夜間に使うので、廉価な仕様で十分だと考えています。

2階は温水洗浄便座付きのタンク式で、自動便器洗浄はなく、タンク横のレバーで便器の水を流します。

2021年11月ごろの入居から約5年使っていますが、操作や掃除で特に気になる点はありません。

今選び直しても、2階は同じ仕様にします。

僕にとっては、1階と同じグレードにそろえることより、使う人と場面に合っていることが大事でした。

家全体で何を優先したかは、中古住宅リフォームの優先順位とグレードの考え方でも紹介しています。

2階に設置できるかは、候補を決める前に確認する

トイレの寸法と手洗い場所を確認するイメージ
一般的な設置相談のイメージです。筆者宅や実在商品の再現ではありません。

機能が希望に合っていても、自宅に設置できる仕様でなければ選べません。

中古住宅では、候補の製品に対して次の条件を施工店に確認してもらいましょう。

  • 床排水か壁排水か、既存の排水位置に対応するか
  • 候補品番が必要とする水圧・給水条件を満たすか
  • 必要な電源とコンセント位置を確保できるか
  • 便器を置いたあとも、ドアの開閉や立ち座りに必要な空間が残るか
  • 手洗いを残すか、別の場所で洗うか

タンクレスは「2階だから一律に設置できない」と決めず、その家の条件と候補品番で確認します。

特に、今までタンク上で手を洗っていた場合は、トイレ本体だけでなく手洗い場所まで決めておくと、見積もりの抜けを防げます。

見積もりは、同じ工事範囲で2案を出してもらう

商品一式、取付と撤去処分、必要な追加工事をそろえて総額比較する図

比較しやすいのは、「必要な機能に絞った案」と「追加したい機能も入れた案」を、同じ施工店・同じ工事範囲で出してもらう方法です。

そのうえで複数社を比べるなら、便器と便座の組み合わせ、内装の範囲、撤去処分まで条件をそろえます。

見積書では、次の点を確認してください。

  • 商品代は便器・タンク・便座のどこまでを含むか
  • 取付、既存トイレの撤去処分は含まれているか
  • 床や壁の張り替えは含むか、含まないか
  • 給排水、電気、別手洗いなどの追加工事が必要か
  • 追加料金が発生する条件と、作業前の確認方法
  • 将来、便座など一部だけを交換できる構成か

セット価格に含まれている取付費などを、別途もう一度足して比較しないように、内訳も見ておきましょう。

依頼するときは、次のように希望を伝えると具体的です。

「2階トイレの交換を検討しています。

温水洗浄便座は残し、便器は手動で流す案と、リモコンで流せる案を比べたいです。

設置できる組み合わせを確認したうえで、撤去処分・取付・必要な追加工事を含む税込総額を、内装は同じ条件で出してもらえますか」

自動洗浄や自動開閉が必要なら、その希望も加えてください。

見積もりや現地調査の料金は依頼前に確認できます。

詳しくはリフォーム見積もりの無料範囲と、有料になるケースにまとめています。

まとめ:2階トイレは、必要な機能を決めてからグレードを選ぶ

僕は2階のレバー洗浄に不満がなく、約5年使った今も同じ仕様を選びたいと思っています。

これから選ぶなら、まず家族が困る操作と、外せない機能を書き出してみてください。

手動で流せればよいならシンプルな組み合わせ、操作や掃除の負担を減らしたいなら対応機能のあるモデルを候補にして、設置条件と工事込み総額を確認する。

その順番で比べれば、必要な使いやすさを残したまま、納得できるグレードを選びやすくなると思います。

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