この記事では住宅ローンの金利の引き下げについて紹介します。
まず住宅ローンの金利引き下げが可能かどうかですが、結論可能です。
住宅ローンを組んでから一度も金利の見直しをしていない場合は是非見直してみてください。
僕は住宅を3回購入しましたが、一番初めに借りた時は変動金利で0.75%ぐらいだったと思います。2回目は0.5%ぐらいで3回目は0.625%です。
3回目は転職して1年ぐらいだったのと地方で戸建を購入したためおそらく、住宅自体の評価額も低かったのであまり良い金利で借り入れすることができませんでした。
最も金利が安いネット銀行では審査が通りませんでした。
転職して4年が経ち、金利が0.2台になっている銀行もあったので、金利引き下げ交渉をすることにしました。
金利の引き下げ交渉
やり方としては次の通りです。
- より良い借り入れ条件の銀行を探す
- 仮審査に通ったらその旨を借り入れをしている銀行に伝える
- 住宅ローン完済の申し出をする
- 支払い総額が同じぐらいになるよう金利を引き下げてもらえないか交渉する
僕は複数銀行に審査を出して最も安い金利の銀行は0.297%でした。
借り換えとの比較
今借り入れてる銀行にそのことを伝えると、借り換えにかかる諸費用なども含めて同じぐらいの金額になるぐらいまで金利を下げてくれるとのことでしたが、今回審査に出した銀行の方がトータルの支払い額が安かったことと、今の銀行で金利を下げてもらうためにはカードローンの申込や給与振り込み口座にしてほしいとのことだったので、より条件の良い銀行に借り換えることにしました。
借り換えまでの流れなどは、別の記事「住宅ローンを借り換えてみた」で後日紹介します。
借り入れしている額や残債によってトータルで支払う金額を100万円以上も安くできる可能性は十分あると思いますので、是非トライしてみてはいかがでしょうか。
少し手間はかかりますが、ノーリスクで金利が下がって支払い総額を減らすことができるかもしれません。
どのくらい支払額が減るのか
僕の場合は、残債3200万円ほどで33年弱の返済期間が残っていました。
借り換えでトータル70万円ほど支払額が少なくなりました。
借り入れ金額が3000万円と金額が大きいですし30年で70万円、月額で千数百円なのでそこまで大きくないように感じるかもしれませんが、全然そんなことありません。
車や住宅を購入するときの数万円は1万円の買い物をするときの数百円ぐらいの感覚に陥ってしまう人をよく見かけますが、70万円はかなり大きな額です。
人によってはコストメリットはトータル20万円とかかもしれません。それでも20万円稼ごうとすると、結構大変です。
ネットでの入力や必要書類を集める時間、銀行に電話する手間などを考えても10万円以上下がるならやってみる価値はあるんじゃないでしょうか。
金利引き下げや借り換えの手順
僕のように借り換えをする場合、金利を引き下げてもらうより少し手間が発生します。
金利引き下げの場合は、銀行によると思いますが、以下のような手続きが必要になります。
- 金利引き下げのお願いをする
- 引き下げ審査を受けるため昨年度の収入がわかる書類などを提出する
- 引き下げ審査に通過する
- 借り入れ中の銀行に行って「ローン返済条件変更申込書」などの書類にサインして実印を押印する
借り換えの場合はもう少し手間がかかります。こちらも借り入れをする銀行によって多少異なると思いますが、大体どういうことをしないといけないかがわかるように記載しておきます。
- 借り換える銀行の本審査に通過すれば、借り換えの意思表示をする
- 借り入れ中の銀行に完済の申し出をする
- 完済日を決める
- 完済予定の銀行に行きローン期限前手続依頼書などの書類にサイン、押印する
- 借り換える銀行に完済予定日を伝える
- 借り換える銀行に完済予定額がわかる書類を提出する
- 抵当権の抹消や設定のため、司法書士に依頼する
- 司法書士と面談する(登記手続きの為に印鑑登録証明書、住民票、登記識別情報通知などの書類を準備)
- 借り入れ中の銀行から抵当権抹消書類を受け取る
- 契約内容を確認し契約を行う
- 完済日当日に振り込みを確認する
最後に
住宅ローンは金利引き下げでも借り換えでもノーリスクで数十万円以上削減することができますので、是非一度トライされることをお勧めします。