今回は僕がおこなった転職エージェントを活用した転職活動を体験談をもとにお話しします。
前回の復習にもなりますが転職活動する際に先ずやることは自分の市場価値を知ることです。
自分の市場価値を知る
繰り返しになるのですが、先ずは同じ年齢、職種の求人を沢山みてみることです。
何十社か見れば自分のスキルだと大体このぐらいかなと言うのが分かると思います。
面倒だと思うかもしれませんが、これで転職活動がうまくいくかどうか大きく変わります。
うまくいくというのは、
- 年収が相場からかけ離れた転職をしない。
- 高い年収を提示し過ぎてなかなか決まらないというのを減らす
といった点です。ブラック企業の場合は、年収も世間一般と比べると低い場合も少なくありません。
そして時給で考えてみることも重要です。同じ月収50万円を稼ぐにしても、1日16時間働いて50万円稼ぐのと1日8時間働いて50万円稼ぐ場合では単純に倍違ってくるからです。
年収は業種や職種によって決まる部分も大きので、転職を考えている業種の平均年収がどのくらいなのかも調べておくようにしましょう。
例えば30歳で平均年収が300万円の業種でいくら頑張っても同じ業種・年齢で年収600万円を狙うのは先ず無理です。
僕の場合は年収600 – 800ぐらいが相場かなと言う感じでした。
900-1000になると今の経験とスキルでは少し背伸びしての転職になるので、転職できたとしてもその後にいろいろ頑張らないと厳しいなと言う感触でした。
履歴書・職務経歴書を準備する
当然ですが、転職エージェントに登録するには履歴書や職務経歴書は必須になります。
履歴書に記載する卒業年は忘れてしまっていたりするので、生年月日を入力すると自動で計算してくれるツールもありますので活用すると便利です。
当然ですが、僕のように浪人や留年した方はそれを考慮に入れる必要ありですw
「履歴書の書き方・職務経歴書の書き方」は長くなるので別の記事で書きます。
転職エージェントに登録する
僕が登録した転職エージェントは3つです。
- JACリクルートメント
- ビズリーチ
- XXXXXXXXX(転職エージェント)
最後の一つは僕にあった求人があまりなかったのか、殆ど紹介がありませんでした。ただエージェントによって得意領域が違ったりするので僕と合わなかっただけで他の業界・職種なら豊富に求人を持っていらっしゃる可能性は十分ありますので、あえて伏字にさせてもらいました。
JACリクルートメントも登録した時は「紹介できる求人はありません」とサイトでは表示されましたが後日、何社も紹介いただけました。
ビズリーチの方は登録するといろんな「企業からのスカウト」問い形で求人が紹介されたり。
「ヘッドハンターからのスカウト」という形でエージェントから求人の紹介があったりします。
「企業からのスカウト」や「ヘッドハンターからのスカウト」というと転職活動をあまりやって来なかった人は「え!?自分にスカウト?とかヘッドハンティング!?」となるかもしれませんが、これらはビズリーチに登録した情報で企業の募集条件にマッチしていれば届くようになっています。
わー、早速スカウトきた
一応お伝えしておきますが、条件にマッチする方には
スカウトという形でメールが送られるんです。
1つの企業で月に何百通もスカウトメールを送信することも珍しくありません。
僕は採用側でビズリーチを使っていたことがあるのですが、スカウトメールは条件にマッチした人にとにかく送信します。
スカウトメールの方は月に200通とか送るので、条件でフィルタリングして一斉メールで送信するような感じです。
プラチナスカウトの方は文面なんかも少し変えたりしながらよりきて欲しい求職者の方に送っていました。
なので特別に皆さんをスカウトしたいというわけでなく、先ずは面接して話をしたい程度の熱量だと思ってもらうとちょうど良いです。
普通に転職サイトなどで応募するのと同じ選考ステップ、選考基準になると考えてもらっていいと思います。
エージェントの方は経験がないのですが、恐らく同じような仕組みだと思いますので、条件にマッチすれば「ヘッドハンターからのスカウト」が届くことになると思います。
なーんだと思うかもしれませんが、スカウトが届くということは条件にマッチしたということですので、チャンスはあります。
ヘッドハンターからのスカウトは「こんな求人があります。興味があれば返信ください」みたいなメッセージが届きます。
その求人自体は少し違うなと思っても、エージェント(ヘッドハンター)と繋がりたければ返信して他の求人を紹介してもらうこともできます。
エージェント(ヘッドハンター)から届いたメッセージの中で気になる募集があればエージェントと面談しましょう。
ここで注意しておきたいのは、いろんなエージェントからスカウトが届くので、
- 先ずは2、3に絞った方が良い
- エージェントの中にはとにかく転職してもらいたいだけの人もいる
ということです。この2つについてはこの後、個別に書いていきます。
エージェント(ヘッドハンター)を絞った方が良い理由
エージェントからのスカウトに返信すると、先ずは面談しましょうとことになります。
面談した上で、転職先の希望条件や皆さんのスキルなどをヒアリングして条件に合うような求人を紹介してくれます。(100%条件にマッチする求人は少なかったです)
エージェントごとに面談をすることになるので、エージェントの面談だけでも時間が必要になります。
さらにそのエージェントがいくつも求人を紹介してくれるので時間的に2、3がちょうど良いかなと思います。
あくまで僕が心地いい感覚なので、離職中の方や時間の融通が聞く方にとってはもう少し多くても問題ないかもしれませんので、お好みで調整してください。
転職エージェントとの面談については別の記事で紹介します。
エージェントの中にはとにかく転職してもらいたいだけの人もいる
エージェントは皆さんが転職すると報酬が発生します。
逆にいうと転職してもらえなかったら報酬が発生しません。
面談の時間や求人を紹介する時間に対する報酬はもらえないのです。
なので、求職者のことをあまり考えず、年収が今と同じ、少し下がってもとにかく転職を進めてくるなどといったこともあるようです。
コンタクトする前に評判をネットで検索してみてください。
大手の方が比較的安心です。
あくまで個人的な感想が、競争の激しい転職業界で長年続いているということは、それなりにしっかりした会社だと言えると思います。
面談した際に希望条件を伝えたのに、あまりに希望とズレた求人情報を紹介してくるエージェントは注意してください。
皆さんをどうにかして転職させたいだけの可能性も十分あります。
気になる案件がある場合は、信頼できそうなエージェントにコンタクトして同じ求人がないか確認してみてください。1社の求人を複数のエージェントが取り扱っていることが殆どです。
選考プロセス
選考のプロセスで最も多いのは
書類選考
↓
一次面接
↓
二次面接
↓
内定
です。順番に見ていきます。
書類選考
エージェントを利用する場合は、エージェント経由で書類選考に応募することになります。
企業求人のスカウトの場合は自分で応募することになります。
企業側も応募者全員と面接する時間の余裕が無い場合が殆どです。
時間があったとしても、そもそも書類上でミスマッチだと思われる応募者とはわざわざ時間を割いて面接することはありません。
なので、まず書類選考があるのが一般的です。
書類選考がなかなか通らない人は履歴書の書き方や職務経歴書の書き方を別の記事で紹介しますので参考にしてください。
面接
エージェントを利用する場合は、面接の日程調整もエージェントを通してのやりとりになります。
企業のスカウト、企業の求人に直接応募すれば企業の採用担当者と日程調整することになります。
エージェントサービスを利用していると面接の前にいろいろ情報収集も可能です。
面接で気を付ける点やその企業がどんなところを重視するのかなとどの情報を教えてくれます。
同じエージェントを使って、他にも面接した人がいて不採用だった理由をヒアリングしているはずなので。
一次面接
一次面接は一緒に働くことになるメンバーや直属の上司になる人との面接になることが多いです。
スキルがマッチするか、仕事への心構えはどうか、一緒に働くことになるメンバーとうまくやって行けそうかなど、実務に近いところが選考ポイントになります。
書類選考は通過するのに一次面接が通らない人は別の記事で紹介しますのでそちらを参考にしてください。
二次面接
二次面接では管掌役員や小さい会社であれば社長などと面接することが殆どです。
細かいスキルや実務の内容よりは、会社のビジョンやカルチャーにマッチしそうかなどをみられることが多いですが、一次面接に比べると二次面接で不採用になる可能性の方が低いです。
二次面接はとにかく人柄重視で、明るくハキハキ。ネガティブなことを口にしないように気をつけましょう。
転職理由も聞かれると思いますので、特にブラック企業にいる人はその企業や上司のネガティブ発言をしてしまわないように気をつけましょう。
面接については詳しく別の記事で紹介します。
面接後のエージェントととやりとり
面接を終えるとエージェントと会話することになると思います。
面接の感触や選考に通った場合、2次面接に進む気があるのかなど。
まぁここはエージェント(ヘッドハンター)によって同じエージェントでも少し変わってくるかもしれません。
面接で聞きそびれてしまったことなどはその時点で伝えて、確認してもらうこともできます。
不採用だったら
残念ながら不採用だった場合は、なぜ不採用だったのか必ず聞くようにしましょう。
僕の場合は10社ほど応募して2社だけ内定をもらいました。
これでも年齢を考えると合格率的には良い方だったかなと思っています。
活動を始めるときは20社は受ける覚悟をしていました。
特に35歳以上の場合、これから育てる20代とは違い、企業が求めている人材像がはっきりしている場合が殆どです。
企業が求めているスキルセットとマッチしないことはよくあります。
採用していた側からすると、スキルセットが高過ぎても、「今のうちの会社のフェーズだとこと人に来てもらっても活躍してもらえる環境がない」といったこともあります。
なので少し不採用が続いても落ち込む必要は全くありません!
不採用だった理由だけは必ず聞いて次に活かしましょう。
回数を重ねるごとに企業に応じた自分のアピールポイントを変えることができるようになってくると思います。
入社意思表示
採用の場合はエージェントから連絡来て、その後数日で内定通知書が届くことになると思います。
内定通知書は企業にもよりますが、社内稟議を通す必要があることが多いので1週間ほどかかる場合もあります。
殆どありませんが、稟議が否決される可能性がゼロではありませんし、面接次と内定通知書に記載されている年収などの条件が違っている場合もありますので、内定通知書が手元に来て納得のいく条件であることが確認できるまでは現職の退職意思表示はしないことをおすすめします。
内定通知書を受け取って入社の意思表示までには企業にもよりますが、1週間ぐらいが期限であることが多いと思います。
もちろん、他にも面接中の場合には入社意思表示の期限は伸ばしてもらう交渉はできますので、遠慮なくエージェントに伝えましょう。
まとめ
ということで、
- 自分の市場価値を知る
- 履歴書・職務経歴書を準備しておく
- 転職エージェントに登録する
- エージェントと面談する
- 応募する
といった流れで進んで行きますのでそれぞれポイントを抑えて選考に挑みましょう。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございます!
皆さんが内定通知書を受け取ってひとりっきりで大きなガッツポーズをとっている未来を祈りつつ。(もちろん僕も内定もらったときは、40超えたおっさんが、ひとりっきりで「YEEES!!」といいながらガッツポーズしました)
ではまだ次回。